岩手山~久しぶりの登山で浮かれる~(岩手県)

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投稿者
浅見 直紀
さいか屋藤沢店 店舗詳細をみる
日程
2015年09月08日 (火)~2015年09月08日 (火)
メンバー
アルバイト一名
天候
薄曇り
コースタイム
馬返し登山口→(30分)→巻き道分岐点→(150分)→鉾立→(10分)→八合目避難小屋→(60分)→岩手山山頂→(30分)→鬼ヶ城分岐→(60分)→笠締→(70分)→ワラジ脱場→(50分)→御神坂駐車場
コース状況
馬返しから新道六合目までは樹林帯がメイン。
七合目から上はハイマツ帯で風が強い。
難易度
Google Map
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感想コメント

「低気圧発生だとぅ!?」「北の方は何とか無事そうだZE(立案時)」ということで、東北の、しかも駅を基点にして日帰り×2の計画を立案。約5ヶ月ぶりの山という、就職活動中ですらもやらかした事のないブランクを経てのものである。浮かれるなというのが無理。ルンルンでウキウキでイケイケな気分で地図を眺めて、岩手山と八幡平をロックオン。最早、「計画」という響きにすら無感動ではいられない。ルビは「オペレーション」でお願いします。

夜行バスで早朝にJR盛岡駅に降り立ち、タクシーで岩手山の馬返し登山口へ。靴ヒモを締め、知らない山への畏敬を抱きつつ出発した。樹林帯では様々な花が咲き乱れる。という感じだったに違いない。あ、いやですね?時期が微妙に外れているというか、遅かったのですよ。咲いていたであろう跡があったり、少量残っていたりしたのです。それでもパシャパシャしていましたけどね。えぇ。恥ずかしがってもう一回咲いたりしないかな。

写真を撮りながらじっくり高度を上げる。自衛隊の方々の頑張りが、砲撃演習という形で伝わってくる。結構近いのです。そんな音に尻をたたかれて進むと(?)、目の前に旧道と新道の分岐が出現。旧道は岩稜帯。新道は樹林帯。前日に少し降ったのか、若干空気に湿り気を感じたので今回は新道を行く事に。いやぁ、地味に登らされる。所々で後ろが開けるので、振り返ってリフレッシュ。アザミが当たって痛い。気のせいか、後ろから「アサミ痛い!」とキレる声が聞こえる。え、ワタクシ痛いの!?

そんなこんなで、七合目。いきなり風が強くなった。でもここでは常態らしく、辺りはハイマツ帯だ。久しぶりに見た!すぐに八合目の避難小屋が見える。物凄くキレイ。ネズミが出るとかで戸締りに厳しい模様。山バッジも売ってるけど、前日までしか小屋番が居なかったのでゲットならず。口惜しや。

それにしても風が強い。ウィンドストッパー使用のジャケット装備で丁度いい。御鉢直下の直登を過ぎれば、そこには荒涼とした風景が広がる。本当、富士山みたい。岩手山の別称は南部片富士。道理である。

合流してきた学生さんと入り混じって山頂へ。360度のパノラマ!!雨も降っていない!風は強めだけど、吹きさらし構造を考えたら納得出来るレベルだ。素晴らしい。

下りは御神坂駐車場を目指す。途中までを引き返す形となるが、外来種調査のご一行とすれ違った。ホシガラスがハイマツの実を食べるらしく、若手と思しき人にベテランがそんなことを言いながら実を差し出していた。え!?人が食えるの?!・・・ピリッと来るとか後味が強烈とか言ってるけど本当に大丈夫なのだろうか・・。衝撃的なシーンだった。

岩手山の荒々しい顔担当である鬼ヶ城。今回はそんな所には行かないので分岐から眺めるだ・・・雲に隠れて見えない。感慨にすらふけさせてくれないとは、正しく鬼。そこから一気にガァーっと下りて行くザレと岩稜のコースだ。同じ様な状況が続いて、何もこんな所まで富士山に似なくても良いのに・・・と思った。それでも鬼ヶ城と同じくらいの標高に居るうちは、なかなかアスレチックだった。国道が見えているのになかなか進まなくて、妙な焦燥にかられる。

樹林帯に入れば様相は一変する。熊笹が広がるゆるーいルートだ。ちなみに随所にクマの足跡が見受けられ、登りも下りも熊鈴を終始鳴らしっぱなしである。ゆるい代わりに終わりが見えなくて、変な焦燥にかられる。なんだか下りは焦燥にかられっぱなしだな!?何故?どうして??

夢中で降って林道に出、少し歩いて登山道に復帰すれば500mで御神坂駐車場だ。この段階で16時。最後の最後で競歩並みに速度アップした。

そして贅沢にタクシーを呼んで綱張温泉へ!やっぱり下山後は老廃物を流すに限る!

ちなみに翌日、八幡平へ行ってみたがレストハウスの大型バスが横揺れをする程の強風とガスのため、敗退を決意。下界は何ともないが1500mの高所は環境が違う。往復1時間だと甘く見てはいけない。痛感させられ、思わず哀しみの笑いが込み上げてきたのだった・・・。

フォトギャラリー

あー富士山的ぃ

駐車場から行きます

緩い道がしばらく続き・・・

斜度が急に増すのです

急斜面をうねうねと

振り返ってみる

なんだか雰囲気が一変

おおぉ!なんと立派な!

アンタ、良い事言うね

あのお椀を直登するんだ

余裕があればお鉢巡りも一興

はい山頂~

はい雲海~

下りは急降下で

岩々しいなこりゃ

もう帰るのよー

御神坂駐車場。お疲れさまでした

汗は流すに限るっ!!

翌日の八幡平。ひょえ~風があぁ

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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