晩秋! 牧ノ戸から久住山へ

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2016年11月17日 (木)~2016年11月17日 (木)
メンバー
天候
☀/☁
コースタイム
《 往 路 》
牧ノ戸登山口(15)展望台(15)沓掛山(45)扇ヶ鼻分岐(15)星生山分岐(15)久住分かれ(25)久住山
《 復 路 》
久住山(20)久住分かれ(30)扇ヶ鼻分岐(45)沓掛山(20)牧ノ戸登山口

※数字は分単位
コース状況
〇降雨直後、平坦部は一部ぬかるみアリ
〇所々に岩場アリ
〇濃霧時、久住分かれからのガレ場では方向をよく確認のこと
難易度
Google Map
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感想コメント

九州内の標高が高い山では紅葉が終わってしまい、すっかり晩秋の様相ですが…。
くじゅう登山の王道と言っても過言ではない「牧ノ戸峠からの久住山登山」に行ってきました。

何故この時期にかと言うと…
今回はなんと!静岡パルコ店勤務時代にお世話になっていた友人が遠路はるばる静岡から来てくれました!(登山をかねて。違った、出張をかねて!)

今夏から初九州登山までに『富士山/御殿場コース日帰り』『甲斐駒ケ岳/黒戸尾根コース日帰り』『常念岳/一ノ沢コース日帰り』をしっかりと、それでいて軽々と(?)やっつけてきた健脚の友人。(← 羨ましい。私も行きたかったです…)
そんな友人の静岡での登山の流れもあって縦走でしっかり歩ける行程を組むべきか、はたまた出張旅行の疲れを考えてまったりゆったり登山にするべきか…
滅多に来れない九州なのでどの山に登るかどんな行程にするか散々迷った二人でしたが、帰りの飛行機の時間がネックだし、せっかくなら百名山かな~という雰囲気もあったりで、ひねりは入れずにシンプルかつストレートな山行をチョイスしてみました。

牧ノ戸からの久住登山なら、福岡からでもアプローチし易い、行程も短い、標高差もない、という訳で久しぶりに積もる話をしながらまったり歩くのにもピッタリです。出張の疲れを残しにくいのも◎。


登山口では朝8時の時点で3℃。予想より若干暖かい。
天気予報では福岡方面は全体的に☀、日田市から大分市方面にかけて☀/☁。つまり、くじゅう一帯は雲が多そう。
この日の高層天気図ではくじゅう上空に寒冷渦が居座る予報(というか広範囲で晴れないとくじゅう周辺の上空には大体寒冷渦がある印象が…。きっと位置や地形的な要因ですね。)。どうか登山中の間だけでも崩れないで欲しいところ。
実際の天気は予想より良く、午前中に久住山上空で積雲を見かけましたが、正午前は高層雲ぎみになりつつ晴れ間が出ました。
幸運が続いた久住山頂の展望。熊本県熊本市出身としては心の山的存在の『金峰山』や長崎の普賢岳まで見えてしまうなんて、良い意味で予想を裏切られてしまいました!復路の久住分かれではしばらく晴れ間が出て無風、お昼寝出来そうなポカポカ陽気に2人して岩の上に寝そべってまったりしてみたり。
ここ最近は若干雨男ぎみになりつつある私でしたが、晴れ男の友人にとても救われました(笑) ありがとうございますm(_ _)m
ちなみに下山後のくじゅうは天気予報通りの曇り空。やっぱりこの2人ツイてたみたいです♪

この日牧ノ戸登山口から久住山にかけて見かけた登山者は30人ほどでした。
微妙な予報と紅葉ハイシーズンが過ぎた時期とは言え、そこはやはり百名山ですね!思っていたより登山者もいました。歩き方から一目で分かる歴戦の猛者の様な奥様の後ろを何とか付いて行ってる旦那様、ご高齢夫婦。初めて登山に来たのかな?という様子の大学生らしきグループ。
登山メーカーで全身固めた方もいらっしゃれば、普段着 普段使いのバッグで登っている方もいらっしゃいました。
平地と比較して気温がいっそうグッと冷え込む難しい時期。勿論、登山用のアンダーウェアや中間着で準備する方が望ましく安心です。上空の寒冷渦は悪天候の卵。吹きっ晒しの稜線通過時に天候が急変した場合、冷たい雨風をしのぐ為にも雨具は常に持って行かないといけませんね!

友人の感想ですが、少ない標高差や行動時間と比べてくじゅうや阿蘇の雄大さが想像以上だったらしく、初九州くじゅう登山を存分に楽しめた様子でした!
どちらも火山特有の景観で、擬似的に森林限界を超えて解放感がありますし、やはりくじゅうも独自の個性があっていい山ですね。案内する側としてはホッとしました(笑)

牧ノ戸峠登山口の駐車場売店で好物の『いきなり団子』をしれっとゲット!そしてシメは筋湯温泉へ♪
時間があれば山も食も温泉も、もっと充実したものがプラン出来ましたが、今回は時間の関係でまた次回の為に取っておきたいと思います^^
またいつかくじゅうを一緒に歩く機会があれば、本州では見られないミヤマキリシマを楽しんでもらいたいです。

フォトギャラリー

「久住分かれ」周辺にて 逆光シルエットで重厚なオーラを醸し出す久住山

牧ノ戸登山口からレッツゴー♪

じわじわ~っと登っていきます 今回は珍しく所々で後姿を激写される

沓掛山から臨む穏やかな稜線

タマニ ゴロツイテ マスヨ

今シーズン初の霜柱を目撃

平坦地はもはや遊歩道ライクです♪

久住分かれと避難小屋 避難小屋の作りはなんとなく九州らしい雰囲気(?)

雲が取れずスッキリしない予報でしたが由布岳&鶴見岳がバッチリ!!

ちょっとしたガレ場を経由して…

久住分かれから30分もかからない登りを経て…

久住山頂に到着!そして三俣山のこの存在感ですよ!

友人の帰りの飛行機の時間を鑑みて、今回天狗と中岳はパス

幼い頃に『阿蘇山はお釈迦様が寝ている姿に例えられる』と聞かされました。という訳で、頭(根子岳)

胸(高岳)お腹(中岳)おへそ(火口) 右側の傾いたピークは草千里奥の烏帽子岳かな?

足(草千里以西)米塚のポッコリ感はまるでコブ

外輪山越しに、左奥は熊本市近郊で代表的な金峰山、右奥は長崎の普賢岳まで見えました!直線距離約100km この天気でこの視程は幸運でした♪

祖母山系方面

久住分かれからの帰路にて たまに気持ちの良い晴れ間が見え隠れします

沓掛山への稜線が個人的に一番癒されました

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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