九州climbing trip 比叡 ニードル左岩稜

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投稿者
つじまい(おとな女子登山部)
日程
2020年10月12日 (月)~2020年10月12日 (月)
メンバー
他1名
天候
晴れ
コースタイム
千畳敷→(15)→取付き→(120)→ニードルの頭→(90)→Aピーク取付き
コース状況
駐車場・トイレあり。
千畳敷の遊歩道を上がる。
千畳敷からは遊歩道を外れ踏み跡をたどる。

Aピークからは北壁を2回の懸垂で下りることができた。
Google Map
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感想コメント

九州最終日3日目は、本匠フリーでのんびりやることも考えたが、せっかくなので手頃なマルチで締めくくることとする。
1年前にニードルの頭まで登った。
今回は、サマー・ホリデー83への継続か、Aピークまでトップアウトする計画である。

駐車場でクライマーと思しき二人組に会うと、同じ「ニードル左岩稜」を登るとのこと。
時間に余裕がないので、いそいそと出発する。

10分ほどで取り付きに到着し、準備をする。
パートナーは、前日の白亜スラブでフォールしたときの打ち身を気にしているようだ。
私がリード行きましょうか、と声をかけたが、初めてなのでやらしてくれ、ということでお願いすることにした。

ひとつひとつのムーブにパートナーの疲れが見られる。
もしフレッシュな体ならなんでもないだろうと思うが、前日の戦いがあまりにも厳しかったということだ。
ニードル左岩稜は比叡の入門ルートともいわれるが、実際のところクラックやナチュプロ経験がないとかなり厳しく、ナメていると痛い目をみるのである。去年の私のように・・。

ところで、駐車場で会った二人組が私たちのあとを続くが、話を聞いてみると神奈川県から来たとのこと。
時間に余裕が無いのはそちらの方で、先に行かせてもらったことを申し訳なく思った。とても優しい方々だった。

このルート上で、絶対的に難しいと感じるパートがある。
2ピッチ目はじめフレーク終わりからのトラバースだ。
どのトポを見てもそこまで書かれていないのが不思議なくらい、私にとっては難しく感じる。
今回はフォローであったため、リードでは絶対しないだろうダイナミックムーブで解決した。

快適なことこの上ない3ピッチ目を登ると、ニードルの頭。
これから行くことになるAピークを見る。
パートナーは、もうやりたくなさそうだ。もうお腹いっぱいだというつぶやきが聞こえた。
だから私がリードするって言ったのに・・と心の中で思う。
仕方ない。不貞腐れながらも同ルート懸垂下降の準備を始める。
すると、やっぱりやろうというパートナーの心変わりで、継続が決定。
サマー・ホリデーではなくニードルの続きをやることにする。

コルまで一旦懸垂で下り、3ピッチでAピークに到着。
やっと一息つけ、朝につくったサンドイッチを頬張ると、遠くで12時を知らせるチャイムが聞こえた。

また何回でも来たいと思うほど素晴らしいルートである。
もし、この冬にも来られたらサマー・ホリデーへ継続しようと思う。

フォトギャラリー

ニードルとわたし

展望所から見たニードル

少し拡大

千畳敷からみるとまた違うフォルム

1ピッチ

2ピッチ目の私的核心

神奈川パーティ

3ピッチ

風があって気持ちいい!

Aピークへ

ニードルから一旦懸垂

ニードルの頭を見上げる

トポ確認

4ピッチ目、はじめが厳し目

核心?

フォローで登る私

レイバックで登る

Aピークから矢筈岳を見る

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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