広島県 三倉岳 中ノ岳岩稜マルチピッチ
- 投稿者
- つじまい(おとな女子登山部)
- 日程
- 2021年03月29日 (月)~2021年03月29日 (月)
- メンバー
- 他1名
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- アプローチ
中ノ岳取り付きまでキャンプ場から1時間弱
- コース状況
- 60mシングルロープ
カム5番までワンセットでOK
感想コメント
広島県の三倉岳へ行ってきました。
2日間だったのですが、1日目は終日雨だったので登山口にある「三倉岳県立自然公園キャンプ場」でキャンプを楽しみました。
私は三倉岳が初めてで、「辛い」という噂の三倉グレードにビビり気味…
今回はロックアンドスノー(90号)の連載「より高くなく より困難でもない 岩稜&ルート案内」に掲載された中ノ岳岩稜を登ることにしました。
キャンプ場からすぐのハイキング道入り口から入り、Bコース六号目を目指します。急登で、汗をかきながら到着しました。
六号目から、壁沿いに左にまわりこむと取り付きがあるのですが、テラスに上がるが微妙に危ないので下からロープを出しました。
1ピッチ目(5.6)は、ルート取りに迷いますが、リードで行ったパートナーのラインでは難しかったので、左の方からトラバースしました。グレード的にもこちらが一般的なラインかも。
少し歩いて2ピッチ目(5.7)は、プロテクションがとりやすいクラックのラインを行きます。
3ピッチ(5.8)は、短いチムニーから立木を左にトラバースします。間違えてパートナーは上に上がってしまい、A1(5.11a)の方へ。必死に這い上がる。
4ピッチ目ここはチムニー(5.6)で行くのが一番やさしいですが、あえてフェイスのラインを登ってみました。持ちどころがないので思い切りよく行かないと一生モジモジします。「三倉岳クライミングガイド」では5.10cとなっています。
5ピッチ目(5.8)ここがルートの核心だと思います。初めも難しいし、後半のワイドは短いですが、ワイド経験がないと辛いと思います。
6ピッチ目(5.8)最終ピッチはスラブです。慎重にボルトにクリップしたあとはチッピングされたホールドが・・
中ノ岳の山頂につくと、眼下には麓の大展望が・・のつもりでしたが、この日は春霞でぼんやりとした景色でした。
源助崩で「モアイクラック」を1本登り、クライミングは終了。
帰りに食べた「玲ちゃん」の広島焼きの味がいつまでも忘れられないのでした。親切にしていただいたお母さん、ありがとうございました。
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