シラヒゲソウに会いに三峰詣で【埼玉県秩父市】

夏の終わりを感じるのは、暑さが収まった時と
いうのは、今年もなさそうです。

そんな季節の境目は、いくつかのお花のたより
というのが、一部のハイカーにはあるのです。
今回会いに出かけた【シラヒゲソウ】も、そん
なお花のひとつでした。

そのシラヒゲソウは、名前のとおり花びらの縁
がフサフサと髭のようなカタチの不思議な咲き
姿が特徴的です。
山の中の湿原など湿ったところを好みますが、
近年では徐々に生息域を減らし、埼玉県や地元
奥多摩でも絶滅危惧種になってしまいました。

花期は8月ですが、感覚的には秋のお花の走り
といった感じでしょうか。
奥秩父では、湿原ではなく湿気を多く含んだ
山霧が通る苔むした岩場で稀に見かけます。
三峰のシラヒゲソウも、まさにそんな生息条件
で細々と種を繋いでいるようです。


さて、奥秩父の三峰山ですが、実は三峰山とい
う固有の山はなく、雲取山・白岩山・妙法ヶ岳
の三座の総称です。
妙法ヶ岳の頂には関東屈指のパワースポットの
三峰神社奥社が祀られています。
今回はその三座のひとつ妙法ヶ岳にも立ち寄っ
てきました。
三峰神社遥拝殿から眺めることができる岩峰が
妙法ヶ岳で、距離はそう遠く見えないのですが
歩くと結構な山歩き。
特に最後の詰めは、鎖場もあったりします。
普通の運動靴やサンダルで挑む方もいるようで
すが、登山靴などの山装備をしっかりと拵えて
歩くほうがよいと言えるでしょう。

スタート地点となる三峰神社で標高約1100㍍。
暑い時期でも歩きやすいコースです。
本数は少ないながら西武秩父駅から直通バスも
出ていますので、アクセスも容易です。

夏と秋のあいだのこの時期。
かわり往く季節を感じに、出かけてみてはいか
がでしょうか？




《服装と装備》
アウター
　着用なし
ミドラー
　MAMMUT　アスコSSシャツ
ベース
　MAMMUT ロゴT
　MILLET　ドライナミックメッシュ
ボトムス
　finetrack カミノパンツ

ブーツ　
　SCARPA モヒートハイク
バックパック
　PAAGOWORKS バディ16

レインウェア・ツェルト·行動食
水・クマ鈴・FAキット・ヘッドランプ
・モバイルバッテリー