奈良県大峰山脈 大普賢岳~七曜岳

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投稿者
奈良田原本店 伊藤 博人
日程
2010年11月04日 (木)~2010年11月05日 (金)
メンバー
大阪梅田店 高木 奈良田原本店 伊藤 2名
天候
快晴
コースタイム
和佐又山ヒュッテキャンプ場8:16→8:25和佐又山分岐8:25→8:55笙ノ窟8:57→9:14石の鼻9:29→9:58奥駆道出合9:58→10:07大普賢岳10:27→11:37七曜岳11:49→11:53無双洞分岐11:53→12:49水簾の滝13:38→14:04底無井戸14:04→14:23笙ノ窟14:23→14:43和佐又山分岐14:43→14:58和佐又山15:02→15:23和佐又山ヒュッテ
コース状況
全体的に見てクサリ場や梯子、急斜面のトラバースなどが多数ありますが、登山道はしっかり整備されているのでさほど危険を感じることは少ないです。ただし、急登降が多いので体力は必要です。

【和佐又山ヒュッテ~大普賢岳】
累積標高差では+690m、大普賢岳に向かってとにかく登り続けます。笙の窟を過ぎると梯子が多くなり一気に標高を稼ぎます。途中の石の鼻は大普賢岳や和佐又山などが見渡せる絶好の展望ポイントです。
【大普賢岳~七曜岳】
大普賢岳から下降を始めると最初は大峰らしい、足下を笹に覆われた樹林帯歩きです。やがて梯子や急斜面のトラバースが数ヶ所でてきますが良く整備され、危険を感じることはないです。天気が良ければ大峰山脈、台高山脈、遠くは金剛・葛城山などの山々が見渡せます。
【七曜岳~無双洞】
標高差で-600m、急坂の下りです。晩秋で落ち葉が多く踏み痕が不明瞭になる所があり、また先行者の迷ったらしき足跡に惑わされそうになったりしますがますが、木に巻かれたテープを目印に慎重に進めば大丈夫です。無双洞は水簾の滝手前の右に向かう脇道方向にあります。
【無双洞~和佐又山】
無双洞の標高は和佐又山よりも低く下山なのに累積標高差で+400mの登りになります。無双洞から途中の底無井戸までは特に「よじ登る」と言いたいくらいの急坂です。良く整備されているので危険はありません。底無井戸からは比較的穏やかな登りが続きます。
和佐又山はヒュッテとの分岐から標高差100m程を登ります。山頂は伐採され、大普賢岳、小普賢岳などがよく見えます。
Google Map

より大きな地図で 和佐又山ヒュッテ~大普賢岳~七曜岳 を表示
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感想コメント

このコースは体力が必要です。無双洞は和佐又山ヒュッテより低い所にあるため、累積標高差は1300mになります。コース中の七曜岳から無双洞に向かっての急斜面の下りと無双洞から和佐又山に向かう途中の底無井戸に向かってよじ登るような急登は体力を消耗します。
技術的にはコース中の各所に梯子や鎖場、急坂の登下降がありますが良く整備されていることと、岩綾帯の鎖場や梯子と違って木が多く不安に感じることは少ないように思います。
和佐又山に寄り道すると大普賢岳とそれに向かう稜線上のピークがよく見えるので帰りにぜひ寄り道しましょう。

山行は金曜日です。登山者は出会った限りで私たちを含め10人。その内2人が和佐又山~大普賢岳の往復でした。土日は和佐又山ヒュッテの駐車場が一杯になる位の登山者が来るそうです。

フォトギャラリー

和佐又山キャンプ場の夜。満天の星でしたが冷え込みも満点。

和佐又山キャンプ場は某アウトドア雑誌の「ほんとうに気持ちのいいキャンプ場100」に選ばれています。

大普賢岳に向けて山行開始!

笙ノ窟。岩壁に大きな穴が。

大普賢岳までこんな梯子が数ヶ所あります。

石の鼻から見る和佐又山・日本岳・台高山脈

稜線の日陰には霜柱が残ります。

大普賢岳山頂到着。三等三角点が設置されています。

大普賢岳山頂からは山上ヶ岳や稲村ヶ岳などの他、奈良盆地まで見えます。

大峰らしい縦走路。快適です。

七曜岳にて。大普賢岳の他、歩いてきた奥駆の縦走路が見えます。

七曜岳山頂。岩の周りを樹林が囲みます。

七曜岳から無双洞へ。急斜面を下ります。

水簾の滝。無双洞はこの上部にあります。

無双洞~底無井戸までは急な登りが続きます。

底無井戸を過ぎれば比較的穏やかな森歩き。

紅葉の様子です。

和佐又山とヒュッテの分岐。このような道標がコースの要所に整備されています。

和佐又山から見る大普賢岳や小普賢岳。迫力があります。

和佐又山ヒュッテに下山。冬には雪遊びの拠点に。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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