上越 赤谷川 笹穴沢

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投稿者
高野 優
池袋西口店 店舗詳細をみる
日程
2012年08月03日 (金)~
メンバー
ららぽーと横浜店 田渕・高野
天候
晴れ
コースタイム
川古温泉(5:15)~笹穴沢出合(6:20)~金山沢出合(9:30)~50m大滝(11:10)~源頭部(14:00)~平標山(14:40)~大源太山(16:00)~川古温泉(18:15)
コース状況
黒金山から大源太山登山口、渋沢林道の道は自然に還りつつあります。
踏み後はあるものの、作業道のような状態です。
あまりお勧めできません。
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感想コメント

豪雪地帯には名渓が多い。
豪快な滝や大きな釜、どこまでも続くような美しいナメ、源頭には穏やかな草原が広がり遡行の緊張感と疲れを癒してくれる。
今回遡行した笹穴沢もそんな期待を裏切らない名渓でした。

笹穴沢の入渓点は赤谷川林道の終点ですので非常に分かり易いと思います。
最初に出てくる小滝は釜が深い為泳ぎを強いられますが、左岸から巻けます。
全体を通して登れる滝が多く、徐々に大きな滝が現れ遡行するにつれて盛り上がりを見せる沢でした。
滝の登攀は技術的には優しいですが落差の大きな滝もあり、パーティーの力量に応じてロープを必要とします。
また支点も非常に少ない為、ハーケンやアングルピトンがあると心強いと思います。
カムが使えるようなクラックはあまり目に入りませんでした。

1日で遡行する場合は平標山から元橋方面へ下るコースをお勧めします。
大源太山から渋沢経由のコースは道が荒れているため、万が一日没になってしまった場合は迷う可能性大です。

フォトギャラリー

笹穴沢の入渓点。左が笹穴沢。

入渓後すぐに現れる小滝。この滝の奥にも深い釜の小滝があるが、左岸からまとめて巻ける。

小さいながらも綺麗な滝。このクラスの滝が沢山あった。

金山沢との分岐を過ぎるとクロガネ岩峰が正面に現れる。

程よい小滝を気持ちよく超えていく。

2段30mの滝。右壁から水しぶきを浴びながら超えた。

滝に打たれ、心を清める。

50mの大滝は右壁から。

この沢のハイライト、大ナメが見える。

大ナメの上部。スケールが大きい。

岩壁に遮られ、弧を描くように流れ落ちる。

明るく開放的な遡行が続く。

食虫植物のモウセンゴケ。

高巻きの藪漕ぎも気持ちが良い。

この滝を越えると源頭は近い。

開放的なフィナーレ。笹穴沢を振り返る。

おもわず寝転ぶ。時間は押していたがここで大休止。

稜線まで綺麗な草原が続く。

よく踏まれた登山道に飛び出す。

黒金山からの下山道。道が不明瞭で要注意。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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