鹿島槍を眺めに爺ヶ岳へ

今夏３度目のテント泊はいろんなハプニングがありました。

その１
柏原新道を登っていたら下山してくる登山者が「クマが出たよ！」と
「どこらへんに出ました？」「石ベンチ付近にいたよ」
私たちが通る時にはいなかったのですが、冷池に着いたあと他の登山者に聞くと登山道の真ん中に堂々と姿を現したそうです。
ほんとに出るんですね。ちなみに種池山荘テント場は幕営禁止になっています。

その２
冷池のテント場で高橋庄太郎さんPEAKS御一行様に遭遇。
いろいろギアのことを教えて頂けました。
同行したアルバイトT君が今回初北アルプス初テント泊だった上、庄太郎さんに常日頃から
感化されていることもあり、興奮していました。
忘れえぬ記念すべき日になったようで嬉しい限りです。
なんせこの日の剣のちょうど三ノ窓に落ちていく夕日が最高でした。
しかも新月。

その３
満天過ぎる星空！！！！！
私が見た星空の中で一番最強級の煌めき。
七夕に富士山で見た星空よりも
北海道の大雪でみた星空よりも
ヒマラヤで見た星空よりも
満天過ぎました！宝石箱ひっくり返したような煌めきでした！

その４
深夜２時、隣のテントの山岳部の学生さんが起き出し、テント撤収と準備運動を平然としだし
「はい、次屈伸ー！！」「いち、にー、さん、しー」の声がうるさすぎました。
山ではマナーが大切です。

その５
２日目も最高の天気。
お天気にも関わらず雷鳥に遭遇。

その６
柏原新道を下っていると、登山道脇の藪の中へ転落している単独登山者を発見。
「助けてくださいっ」
岩が湿っていたため足を滑らせ転落、自力では這い上がれない様子でした。
その方は「歩きやすかったんだけどねぇ滑っちゃって・・・」とのこと。
一見歩きやすそうでも岩が湿っていたり浮石があったりするのでどんな道でも慎重に
歩かないとだめだなと痛感しました。
お怪我がなくて何よりでした！

今回もお天気と仲間に恵まれ素晴らしい山行になりました。
すれ違う登山者の方々の笑顔もみなさん素敵でした。
すべてに感謝。