おとな女子登山部レポート「飛騨の森」①天生県立自然公園

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投稿者
あやや(おとな女子登山部)
日程
2014年10月29日 (水)~2014年10月29日 (水)
メンバー
岩佐勝美ガイド、マネ(おとな女子登山部マネージャー)
天候
晴れ
コースタイム
登山口~湿原~原生林ウォーク~カツラの巨木群~亜高山帯針葉樹林散策
標高差max330m 約7㌔ 5時間
コース状況
・特に危険な個所はありません。
・基本的にコース上は全て整備されており非常に歩きやすいです。
・6月~9月中旬までがお花の時期。10月上旬は紅葉が見頃を迎えます。
《お手洗い情報》
・登山口前の小屋にトイレ有
・カラ谷分岐前に携帯トイレ使用場所有
難易度
Google Map

感想コメント

機会があり、10月29日~31日に岐阜県へ行ってきました。

目的は、飛騨の豊かな自然を満喫すること。
普段はガツガツした山登りが多いので、のんびり山(森)歩きなんて殆どした事がありません。

様々な発見をした3日間をご紹介したいと思います。

1日目 「天生県立自然公園」

天生と書いて何て読むのかな?
正解は「あもう」。うーん読めない。関西で言うところの我孫子(あびこ)レベルです笑

今回はガイドさんの位置付けである、インタープリター(森の案内人)さんと一緒に回ります。
紹介して頂いた岩佐さんは、飛騨界隈では知らない人はいない位の名物案内人!
今日は宜しくお願いします(^^)

ということで、森歩きスタート★
当日は割と気温が低く、自然公園でも初氷が張ったとのこと。

ゆるやかな道を歩きながら、豊かな森の話や動物の話に耳を傾けます。

特に印象に残ったのは、なるだけ自然を壊さない様、道からベンチから全て手作りだった事。
材料も森の中にあるもので調達している徹底振り。
時間をかけて育った環境を壊さない様、大切に守られている心意気が伝わってきました。

そして特筆すべきはお弁当♪
地元の食材を出来る限り使った食材に舌鼓。(棗やムカゴといった食材は珍しいです!)
大きいおにぎりってすごく嬉しい。
飛騨産の間伐材を使ったお箸で頂きました。

いつも頂上ばかり目を向けていましたが、少し視線を変えて、
足元を見たり空を見上げたりすると、また違った世界が広がっているのだなということを感じました。
そこにはよく見るけど名前を知らない樹や花がたくさん。
それらを一つずつ丁寧に教わって感じて・・・あっという間に時間が過ぎて行きました。

季節が変わればミズバショウの湿原もあり、他にも高山植物やブナ原生林など見所たっぷり。

ほぼアップダウンもなく、非常に歩きやすい道ばかりなので、ファミリーや親子にもぴったりのコースだなと思いました。
来春に、是非また訪れてみたいと思います。

「飛騨の森」とは・・・
岐阜県が認定した豊かな自然資源と、岐阜県飛騨地域の主要観光地をつなぐ一体的なエリアを「飛騨の森」と呼んでいます。

■アクセス(関西からの場合)
新大阪→名古屋→高山本線 JR特急ワイドビューひだ→高山→JR高山本線→飛騨古川→車で約60分

※シャトルバスも運行しています。
詳しくは「濃飛バス」Webサイトをご覧下さい。http://www.nouhibus.co.jp/

フォトギャラリー

岩佐さんのお供。いつもバックパックにいるそうです。

協力金500円を払ってから入山。分からないこと等が相談できるようテントには受付の方がいらっしゃいます。

手作りのクマよけ。森の音に耳を澄まして欲しくて、熊鈴は使わないんだとか。

ホオジロかな?

北アルプスがくっきり!

なだらかな道を歩きます

苔も紅葉?!

飛騨の食文化と伝統がつまったお弁当

天生の高層湿原。春の雪解け時にはミズバショウやリュウキンカ、初夏はニッコウキスゲが咲き誇る場所。

足元の道も全部地元の方の手作り。すごく歩きやすい!

来年に咲くミズバショウの芽が確認できます

見せ場のゴールドラッシュへ

ブナの巨木。ダンスしているみたいな枝振り。

よく見ると、あちこちに熊の爪痕が。

初めてブナの実を食べてみました。ナッツみたいな味★

岩佐さん一押しの「カツラの木、五兄弟」写真では伝わらないので、実物を見て欲しい!

リスの穴?イメージ図(笑)

携帯トイレブース。脇にいつでも使用できるようセットされています。

携帯トイレを使用した場合は、400円を料金箱に入れる仕組み。回収BOXも設置してあります。

10月末で閉鎖される雪深い地。また来春訪れたいです。

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