おとな女子登山部レポートいろいろなものが凍りました・・・シーズン初雪山・谷川岳
- 投稿者
- るんちゃん(おとな女子登山部)
- 日程
- 2016年11月28日 (月)~2016年12月28日 (水)
- メンバー
- グラビティリサーチ 田中
- 天候
- 曇/吹雪
- コースタイム
- 天神平リフト(60分)熊穴沢小屋(100分)肩の小屋(40分)熊穴沢小屋(50分)天神平リフト
- コース状況
- ・コース途中の木道、岩場の積雪は膝下~腰程度、積雪がまだ十分でなくでこぼこして歩きにくかったです。
・熊穴沢小屋はまだ埋まっていないので利用できました。肩の小屋も夏期の入口から入れます。
・ロープウェイ往復2,060円、駐車場500円。駐車場は夜間に入場可、ロープウェイは8時~16時まで。
- 難易度
感想コメント
今シーズン初雪山は谷川岳へ行ってきました。平地にいてもぶるぶる震えて過ごしていたので雪山の寒さに耐えられるか心配でしたが…どうにかこうにか行くことができました。
ロープウェイに乗り始めるとざあざあ降っていた雨はすぐに吹雪となり、ゴーグルを忘れたことをさらに後悔。天神平のスキー場は間もなくオープンするそうでスキー客はまだいませんでしたが、何せこの天気、観光客すらいない寂しい中を黙々と登り始めました。以前残雪期に訪れた時は夏道はすっかり厚い雪の下でしたが、今回はしっかり夏道を辿って行きました。木道の溝にはまったり、岩につまづいたり、障害物が雪で覆われているためかなり歩きにくかったです。その分苦労したせいか、体はポカポカ、熊穴沢小屋まではグローブ1枚、フリースも脱いで歩けました。
小屋で休憩して尾根上に出ると吹雪はますます強まり、髪の毛やグローブの先、身に着けていたジャケットや帽子などいつの間にかいろいろなものが凍っていました。ストックのストラップも凍って先端からピシッと直角に凍り付き、重力無視した様に思わず笑えてきました。もはやこれ以上はゴーグル無しでは無理じゃ~と肩の小屋に駆け込み暖を取ることにしました。
トマの耳までは10分程度、でももう動きたくない症候群に陥っていた私はここで待機、ゴーグルを持ってきていた田中氏はわかんを装着して颯爽と出ていきました。その間ストーブに当たっていたとはいえ、体はみるみる冷えてきて、行って体を動かしたほうがましだったか、いやいや烈風を浴びるのはごめんだし…と逡巡をめぐらせていたのでした。
田中氏が戻ったらさあ今すぐ下ろうと急かして、トレースがすっかり消え腰までの高さになった雪の中を泳ぐように下ったのでした。ロープウェイから降りると雨は上がっていました。帰り際、駐車場のおじさんに料金を払おうとすると、「寒かったでしょ。駐車場代は温かいコーヒー代にでもしてくれればいいよ。」とのお言葉!この日一番暖かさを感じた瞬間でした。そして次は装備万端で臨みたいです!