おとな女子登山部レポート秋麗の鳥海山

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投稿者
あやや(おとな女子登山部)
日程
2017年09月09日 (土)~2017年09月09日 (土)
メンバー
単独
天候
晴れ後雨
コースタイム
鉾立(50)賽ノ河原(25)御浜小屋分岐(15)小田ヶ原分岐(25)七五三掛(100)御室(15)新山(20)外輪ケルン分岐(15)行者岳(10)伏拝岳(45)七五三掛(25)小田ヶ原分岐(30)賽ノ河原(45)鉾立
※象潟口 千蛇谷 外輪山コース
コース状況
・基本的にはしっかりと整備されており歩きやすいです。
・山頂直下は岩稜帯が続きます。
・七五三掛を過ぎてすぐにある千蛇谷コースと外輪山コースとの分岐があり、一番最初に出てくる標識分岐(ベンチが横にある)ではなく2番目の標識分岐で千蛇谷コースに入って下さい。
・伏拝岳分岐は迷いやすい為注意です。
《お手洗い情報》
・鉾立登山口
・御室
難易度
Google Map

感想コメント

紅葉には少し早いですが、お休みと天気があったので東北へ出掛けてきました。
私にとって初めての東北百名山、という事で秋田県と山形県の県境に位置する東北随一の名峰、鳥海山を選びました。
別名、出羽富士とも呼ばれているとても美しい山です。
※秋田県では秋田富士、山形県では庄内富士など色々だそうです笑

兎に角遠いので1日目は移動だけで精いっぱい。伊丹空港→秋田空港→秋田駅→象潟(きさかた)駅で前泊。翌日は完全予約制バスの「鳥海山ブルーライナー」で登山口まで移動しました。
コースは王道の象潟口。

最初はひたすら傾斜のあまりない石畳の上をずっと歩きます。1時間ほどで賽ノ河原に到着。
昭文社の地図の通り、雪渓は既に消えていました。
数日前に小熊の目撃情報があったようですが今日はそんな気配はありませんでした。
土日は登山客が多いからかもしれません。

千蛇谷コースは一部登山道が崩壊しているため、標識分岐を見落さない様にして下さい。
七五三掛すぐの分岐からは一度かなり下に降ろされてから再び標高を上げなければなりせん。途中に雪渓歩きが出来てきますが、軽アイゼンはなくてOKでした。

そこから地味に上りつめ、ようやく御室に出ます。
この鳥海山大物忌神社で御朱印をもらう事を楽しみにしていましたが、どうもクローズしているようで。。(帰って調べましたら7月第一土曜日~9月第一日曜日まででした。)
お伊勢さんと同じく20年に1度建て替えするらしく、2017年は“式年遷座”という節目の年で御朱印も限定のものがもらえるそうだったのにとても残念でした。
ただ、真新しい本殿から良い木の香りがして厳かな雰囲気を感じる事が出来ました。

気を取り直して山頂へ向かいます。荷物をデポして登っても良いかと思います。
山頂直下はかなり岩ばかりなので、岩好きは楽しめるし苦手な人は案外時間がかかりそうな場所でした。
因みに登頂した前日に秋田県で大きな地震があったので、この岩稜帯が崩れていないか心配でしたが大丈夫でした。

鳥海山の山頂「新山」はそんなに広くないので、順番に記念撮影。
やや雲が多いながらも麓に水田が広がる美しい景色も見る事ができました。

当初ピストンコースを予定していましたが、外輪山コースのくっきりとした岩の稜線がまるで大キレットの様に浮かび上がり急にそこを歩いてみたくなりました。
急遽地図で調べてみた所、時間的にはプラス30分程だったので思い切って行ってみる事にしました。
これが大正解。

どの位の方が選んで歩いているかは分かりませんが、見た目よりもずっと歩きやすい尾根歩きが出来ますし、今まで見えていなかった湯ノ台口コースも見る事が出来るので、是非迷われたら歩いて頂きたいです。
ただ伏拝岳での分岐はうっかり湯ノ台口コースに入ってしまいそうになるので注意が必要です。

少しずつ紅葉も始まっており、来週辺りから良い感じになりそうです。
東北ならではの、伸びやかな山を堪能でき2日目を終えました。
下山後は新潟まで移動して宿泊。
明日は八海山へ登ります。

■気温
8:30 御浜小屋分岐(23℃) 11:00 御室(20℃)12:20 伏拝岳(18℃)

■服装
上:スキンメッシュ半袖 ウール(150ウェイト)
下:オールシーズン用パンツ

■消費水分量 
1.3L

フォトギャラリー

秋うららの日に登頂!!

登山口

情報もしっかりとチェックしてから入山

登山口すぐに展望台があります

山頂までアプローチが長い

チングルマもすっかり秋模様

賽の河原

鳥海湖が美しい

絵になります

石畳がしっかりついています

千蛇谷コースで一部雪渓歩きがあります

少しずつゴツゴツしてきました

御室(鳥海山大物忌神社)

最後の急登

登頂後、欲が出て外輪山コースの方へ

「焦らず楽しんでよ」と言われている気がしました

ほんのり紅葉が始まっています

ヤマハハコ

下山が名残惜しい

最後の30分まさかの雨で終了

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