おとな女子登山部レポート第25回(2017年)日本山岳耐久レース(ハセツネCUP)

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投稿者
なみへ~(おとな女子登山部)
日程
2017年10月08日 (日)~2017年10月09日 (月)
メンバー
2017年度ハセツネカップに参加された皆様&関係者の皆様
天候
快晴/霧雨
コースタイム
五日市中学校-市道山-生藤山-三頭山-御前山-大岳山-御岳山-日の出山-五日市会館
総距離71.5km  累積標高差4582m 完走率74.2%

完走タイム 16時間36分58秒
第1関門 5時間20分28秒
第2関門 10時間07分20秒
第3関門 14時間22分30秒
コース状況
コース上にはハセツネの小さい旗やテープ暗闇では電光掲示があります。
浅間峠から先はストック使用ができます。
今回は夜間雨が降り粘土質の土や木が滑りやすかったです。
霧も濃く、ライトの明かりがもどかしかったです。
300ルーメン以上は必要です。霧が反射しない発光色もおすすめです。
難易度
Google Map

感想コメント

長谷川恒夫氏といえばアルパインクライマーで名の知れたお方です。
私も山登りをはじめ、クライミングにも手を付けアルパインクライミングは憧れの山行です。
そんな方の名前がついた大会、いったいどういうものなのだろうか…
気になっていたものの、まさか自分が出場することになるとは思ってもみませんでした。
マラソンなどは大の苦手分野で、小中学校ではサボることしか考えておらず。。。
完走したこともありません、だいたい棄権かお休みしていました(笑)

今回の参加にあたり、ご協力していただいた皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

さて、当日まで何回か練習を重ねましたがお察しの通りで遊び半分のぐだぐだ練習です。
小走りしては歩きの繰り返しで、当日も「やってみないとわからない」というような状態でした。
前夜は興奮と不安でなかなか眠れず、かなりの睡眠不足のままのスタートです。

10月8日 13時スタート
気温はかなり高く22度位はあっただろうと思います。
半袖短パンで水は1.5L、先輩ランナーさんにアドバイスをもらいペットボトル1本買い足しました。
私は暑いのが苦手なので、正直不安でいっぱいでした。開会式でバテそうでした。

スタート地点はゴールするタイムごとに分かれており自己申告で並びます。
あまり無理をすると渋滞の原因になるのでちょうどいいところを選びます。
私はだれかと一緒にいたくて、先輩ランナーさんと11時間代に並んでしまいえらいことになりました。。。

スタートして渋滞させまいと前半頑張って走ってしまいました。歩く予定だったのに( ;∀;)
オーバーペースでエネルギーが足りるか不安を背負うことに・・・。

今熊山あたりで渋滞となり、市道山の分岐までも所々渋滞があり私にはありがたかった。
その先は登りになれば渋滞する状況が時々あり、そのたびにおなかに固形物をいれました。
ハイドレーションの中身は脂肪燃焼させるヴァームウォーター2Lと
買い足したペットボトルのジャスミンティー♪時々ザックを前にしてジャスミンティーを飲んで癒されます。

予備関門を知らない間に突破し、気付けば薄暗くなってきます。
ヘッドランプを装備し長い長い登りをだましだまし進みました。
このあたりは足がつりそうで、完走できるか一番不安なところでした。
第1関門の浅間峠についたころには真っ暗です、長かった~~。
大勢の方の声援のおかげで足の調子がよくなり、止まらずに黙々と歩きます。
途中で先輩ランナーさんペアに遭遇し、ぴったりついていきました^^
ここで出会えて本当にラッキーでした、雨も降り始め一番心が折れる三頭山までの長い登りがあっという間に感じました。
このあたりから、登山道脇には寝ている方や、立ち止まって動けない方、
引き返してくる方等がたくさんいました。
私もここまでに、不安と声援の感動で15回は泣きました。
涙の塩分と水分がもったいないので口で受け止めましたが。。。

自分の中で 三頭山を越えることが1つの核心部でしたので、ここを超えて完走できると確信しました。
あとは、足が終わらないようにうまく調整するのみ。
三頭山避難小屋でトイレをお借りし、月夜見ポイントで給水を得て水も食料も安心!!
御前山までの登りはかなり調子が良く、サクサクと登れました。

心配していた胃腸の調子や脱水などもなく、ただ黙々と小走りしたりで進みます。
途中コースミスしている方もいましたが、修正できたりと冷静な自分にびっくりでした。
走りに夢中になっていると、分かりやすい目印でも見落としてしまうんですよね・・・。
三岳山の手前の綾尋の滝で顔を洗い、最後のチェックポイント日の出山を目指します。
日の出山山頂から、奥多摩の夜景が見渡せます!
気が付いたら雨もやみ、あとは金毘羅尾根を下るだけです。
この金毘羅尾根の下りが私の膝を容赦なく攻撃してきました。
あと5Kの表示を見てからがまた長かったですが、尾根で朝陽を迎え気持よくGOAL!!
思えばあっという間の71.5kmでした!(^^)!自分の記録にびっくりしましたが・・・
あそこでもう少し頑張れば・・・とか食料をもう少し工夫すれば・・・という欲も湧いてしまいました。
なんだかんだで、辛い記憶よりも楽しかったなぁという思いの方が強く感じております。
また、楽しそうなイベントにチャレンジして参りたいと思いました。


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【個人的おぼえがき】
装備&ウェア
■ザック:フリューイッド6マウンテンハードウェア
■シューズ:モントレイル
■ヘッドランプ:ジプカ(ペツル)他1個(アクティックを購入予定が忘れました、後悔しました)
■レインウェア/エバーブレスフォトン上下(ファイントラック)
■シャツ:シャツ (バーグハウス)
■パンツ/ストライダーショーツ(パタゴニア)
■帽子:ランニングバイザー(パタゴニア)
■グローブ:バーグハウス、予備ファイントラック、アームウォーマー
■エマージェンシーグッズ:常備薬、ダクトテープ、ピコシェルター、予備電池、携帯充電器、携帯トイレ

フォトギャラリー

持参したGONTEXマルチカラーテーピングでグで膝対策

スタート地点

コーチ鉄人ときどき中2病

心強い青梅トレラン部の皆様のフォローと声援

渋滞ってこれ

時々テンションがあがったりさがったりのこれ

顔が死んでますがまだ泣いてません

黄色いハセツネの旗をとりたかった

疲れのせいかなかなか撮れず

月夜見ポイントで水分1.5Lもらえます

ゴール後計測チップをはずしに行くぎこちない私

計測チップと引き換えに順位やタイムの載った賞状ゲット

終わった後の積極的休養と記念T

行動食はこれ+おもち2個、ギリギリ足りた

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