おとな女子登山部レポート両神山　上落合橋から八丁尾根

　緑と岩稜歩きを楽しめる両神山・八丁尾根を登ってきました。まだ越境できない時期だったので、ギリギリ在住範囲内の山で鈍った手足をフルに動かしてきました。

　小雨の秩父の街を駆け抜け、もみじ湖沿いのドライブを楽しんだ後は、登山口まで中津川沿いの一本道。ダートとまでは言いませんが、道路は狭くうねり所々に落石がごろごろ。メジャーでない登山口はいつもこう、密を避けるとはいえ心細すぎて一人では運転したくない道でした。

　登山口に到着すると雨はすっかり上がり、ドアを開けるとひんやり清々しい空気が舞い込んできました。念の為『県内在住です』と書き置きして出発、川のせせらぎを聞きながら、八丁峠までのジグザグ道を登って行きました。
　ここまではウォーミングアップ、この先は鎖の連続する岩場となります。集中力を切らさないようしっかりと休息してから歩き出しました。

　始めは鎖に頼らずとも登れるような小さな岩場を登ったり下ったり、そのうち鎖も長くなりだんだんと腕に力が入ります。一番長いところで20mくらいはありました。幸いすれ違う登山者はいなかったので、ネックゲイターを下げて口元を解放したまま絶壁をひたすら上へ。
　東岳へ着くと、お腹が鳴って力が入らなくなってしまったので本日はここまで。それから小一時間ほど、お昼を食べたり横になったりしてぐうたら過ごしました。

　下りは登りより苦手なので慎重に。意外にも登ってくる人が多かったのでやや緊張しました。蒸し暑い日だったせいか、すれ違い時も口元を覆っている人はいませんでした。
　八丁峠まで戻ってほっと一息。後は優しい道をのんびり下るだけと思っていたら、案外急で滑りやすく、登山口に着く頃には久々に膝が笑っていました。

　汗をたっぷりかいたので、いつものように温泉に入りたかったのですが、日曜で混んでる可能性もあり我慢して帰路に就きました。早く下山後の温泉が楽しめるようになると良いです。