おとな女子登山部レポート涼を感じる残暑の八経ヶ岳(1,914.9m)
- 投稿者
- あやや(おとな女子登山部)
- 日程
- 2020年08月25日 (火)~2020年08月25日 (火)
- メンバー
- あべのハルカス店:森松
京都店:山﨑
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 行者還トンネル西口(75)弁天ノ森(75)弥山小屋(25)八経ヶ岳(1,914.9m)(20)弥山小屋(110)行者還トンネル西口
- コース状況
- ・行者還トンネル西口駐車場(1日1,000円)
・4月下旬~11月中旬のシーズンは管理人の常駐する弥山小屋が営業されています。
・水は弥山小屋で販売(1L100円)
・奥駈道出合からは傾斜がきついです。ストックがあると便利です。
・近くに黒滝温泉があります。(600円)
【お手洗い情報】
・行者還トンネル西口駐車場(未確認/1回100円)
・弥山小屋(未確認/1回100円)
- 難易度
感想コメント
なかなか行けなかった八経ヶ岳にようやく登頂出来ました。
山上ヶ岳から南の弥山(1895m)・八経ヶ岳(1,914.9m)を含む山全体を大峰山と呼んでおり、中でも八経ヶ岳は、近畿・中国両地方の最高峰です。
登山道は大峰奥駈道とも重なっているところが多く、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されており歴史的価値も高い。こんな素晴らしい場所が関西にあるなんて!!
幻の花“天女花”とも称されるオオヤマレンゲ(天然記念物)見たさに今まで梅雨時期に計画を立てていましたが、会い間の晴れとは行かずいつも雨。(アプローチの道に落石の危険性があります。)
とうとう我慢できなくなり、今年は花は諦め盛夏に登ることにしました。
ついに引き当てた天気はあれ?お昼頃から降るですと?!
「絶対降らへん」という同行者、途中雨覚悟の私。さて、当たるのはどっちだ。
駐車場すぐの登山口からはほぼ樹林帯ですので、盛夏といえど涼を感じる登山が出来ました。
手元の温度計を見ると20℃ちょっと。エアコンをしのぐ快適さです。
ただ、風があまりなかったので汗は普通にかきましたが。。
急斜面もあり楽なルートとは言えませんがトウヒ、シラビソの原生林につつまれマイナスイオンたっぷりです。
青紅葉などの植生も確認出来たので、オオヤマレンゲの時期以外の紅葉も期待できそうでした。
さすが百名山ということで、平日にも関わらずそれなりに人は居た印象です。
熱中症対策でしっかり水分・塩分補給をしつつ弥山小屋に到着。
小屋の様子を伺うと丁度管理人さんが“貯水場に行っています”という下げ札があり不在でした。
予定より早めに着いてほっとしましたが、ゆっくり休憩する前に先に最高峰を目指すことにします。
一旦約100mほど下り最後は登り返しです。あと少し、と思うと足取りも軽くなります。
足元の八経ヶ岳と弥山の鞍部には、オオヤマレンゲの自生地区。シカなどに狙われないように厳重に策が設けられておりました。
山頂は期待通り(笑)のガスでした。視界が良い時は富士山まで見ることが出来るそうです。
誰もいないのをいいことに、同行者の発案で「やっほ~」ではなく「はっきょ~」と叫んでみたり、一通り遊んでから弥山に戻りました。
戻ってからはやっとベンチに座っての休憩です。デザートで持ってきた生のブドウが「今日イチやな」と一同納得。普通の食料と比べると少し重いですが、水分の多い食べ物はやっぱり美味しいし、疲れていてもパクパク食べられます。
予報にあった雨雲は時間が経つにつれどんどん後ろ倒しとなり、結局下山まで降りませんでした。
私の予想は見事に外れました。良かった良かった。
ただし帰りの車中では堰を止めたダムが一気に流れ出るようなゲリラ豪雨に見舞われました。
八経ヶ岳は難しい尾根や岩場などがあるわけではありませんが、急激な天候の変化があると標高も高いので一気にリスクが上がります。
十分な装備が必要だと改めて感じました。
コロナの影響でろくすっぽ山に行っていなかったので登れるか不安でしたが、素直に登頂出来て嬉しかったです。
そして関西の百名山をやっとコンプリート出来ました。
同行者の皆さん、ありがとうございます。
■今回の服装
上:ファイントラックブラタンクトップ・クール ウール半袖(150ウェイト) 山シャツ半袖
下:夏用サポートッタイツ ハーフパンツ
■気温
終始20℃前後