南アルプス南部・聖岳(便ヶ島から人力ゴンドラに乗って)
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2014年08月02日 (土)~2014年08月03日 (日)
- メンバー
- 天候
- ■1日目(8/2) 晴れのち曇り ■2日目(8/3) くもり
- コースタイム
- ■1日目
便ヶ島→(60分)→西沢渡→(55分)→1400m標識→(60分)→1600m標識→(25分)→1800m標識→(60分)→苔平→(85分)→薊畑→(30分)→聖平小屋
■2日目
聖平小屋→(30分)→薊畑→(45分)→小聖岳→(70分)→前聖岳(3013m)→(35分)→小聖岳→(40分)→薊畑→(265分)→西沢渡→(40分)→便ヶ島
- コース状況
- ■便ヶ島(たよりがしま)登山口
トイレ、水場あり。
国道152号線から下栗の里を経由して林道を約20km。1時間ほどかかる。
細いクネクネ道でところどころダートもあり、落石、転落注意。
また、土砂崩れや工事で通行止めになることが多いので、直前に道路情報を確認すること。
■便ヶ島~西沢渡
森林鉄道の軌道跡の緩やかな勾配。
ところどころにがけ崩れがあり、そこを乗り越えていくときに滑落に注意。
西沢渡に人力ゴンドラの渡渉あり。
かなり重いゴンドラで男性でも一人で動かすのはかなりしんどい。
■西沢渡~薊畑(あざみばた)
樹林帯の展望のないひたすらな登り。
標高1400m付近に急な岩場あり。滑落注意。
その他は危険個所なし。
■薊畑(あざみばた)~聖平小屋
お花畑の広がる登山道。快適です。
■薊畑(あざみばた)~小聖岳~前聖岳
小聖岳までは樹林帯の登り。
小聖岳からはガレ場の急な登り。
- 難易度
感想コメント
南アルプス南部の聖岳(ひじりだけ)。
昨年の9月に3泊4日で聖岳と光岳をつないで縦走しようと計画したものの、台風が襲来し中止になり、さらに大雨の影響で登山口である易老渡(いろうど)・便ヶ島(たよりがしま)までの林道ががけ崩れで通行止めになってしまったので、その年のチャレンジはあきらめました。
今年、林道が無事なうちに聖岳か光岳のどちらかに登っておきたいと思い、聖岳にテント泊の1泊2日で向かいました。
中央道飯田山本ICから遠山郷まで1時間ほど。
そこからダート区間込みの林道をさらに1時間ほどくねくね走って、聖岳の登山口である便ヶ島に到着します。
南アルプス南部の山は登山口までの道のりがとても遠いです。
便ヶ島から山頂まで標高差2000m!
重い荷物を背負って頑張って登りましたが、あいにく天気が悪く、山頂からの景色は楽しめず。
天気予報では晴れの予報だったんですが…
それでも、高山の涼しい風に触れることができ、また花もたくさん見ることができて楽しめました。
また天気の良いときにリベンジしたいと思います。
昨年の秋に荒川三山・赤石岳を歩いた時にも感じましたが、南アルプス南部に来る登山者は熟練者が多く、みんな登るスピードが速いです。
テント装備の私たちは次々に抜かれていき、むなしくなってきます…
夏の最盛期、北アルプスや南アルプス北部のお山は大混雑ですが、この南アルプス南部は人口密度が薄く、とても快適です。
テントをぎゅうぎゅう詰めに張る必要もないし。
登山口までのアプローチは遠いですが、しばらく夏は南アルプス南部の山に登り続けようかなぁと思い始めています。
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。