「飛騨の森」②五色ヶ原

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投稿者
あやや(おとな女子登山部)
日程
2014年10月30日 (木)~2014年10月30日 (木)
メンバー
西野史江ガイド、マネ(おとな女子登山部マネージャー)
天候
晴れ
コースタイム
「シラビソコース」
出合い小屋~日雇小屋~籠尾清水~わさび平湿原~岩魚見小屋~シラビソ小屋~澄池・濁池・雄池~八汐峠~横手滝・布引滝~出合い小屋
標高差max240m 約7㌔ 8時間
(他にもショートコース、カモシカコースがあり時間・体力によって選べます。)
コース状況
・特に危険個所はありません。
・滝周辺の吊橋は急勾配なので注意が必要です。
・入山には必ずガイドの同行が必要です。
 (期間は例年5月下旬~10月末まで。ツアー参加希望日の10日前までに要予約。)
《お手洗い情報》
・ツアーセンター
・出合い小屋&岩魚見小屋&シラビソ小屋に水洗トイレ有り
難易度
Google Map
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感想コメント

2日目「五色ヶ原」

秘境の名にふさわしい五色ヶ原を訪れました。
北アルプス・乗鞍岳の北西に位置するこの森は、日本で初めてガイド同行とでしか回れないとした場所なんだそう。

自然環境の保善と自然生態系の質的向上のため、入山者数の制限も行っており
静かな山歩きができる人気のスポットです。

本日は女性ガイドの西野さんに案内して頂く事になりました。

初めは谷沿いを上流に向かって歩きます。
長い時間をかけて積もったクッション性のある腐葉土が足に優しく
いつまでも歩いていたい気持ちになります。

所々に倒木があり、その倒木からまた新しい稚樹が芽生える様子も伺えます。

随所で立ち止まってはクイズを出してくれる西野さん。
カエデやブナの葉の違い、樹の寿命、川の生まれ方etc
年輪を数えて同級生の樹を探したり、珍しいキノコがないか目を凝らしたり・・・。
拾ったコツメガの松ぼっくりを温めたら開くのにはビックりしました。
頭も体もフル回転。お昼時にはお腹ペコペコになりました。

ランチは岩魚見小屋にて。
まだ建物自体が新しく、木の良い香りがします。
じっとするとさすがに肌寒く感じましたが、フリースを羽織ってお弁当を食べました。

実はお弁当以外でも、道中わさびの葉やクレソンの葉をかじったり・・・。
(落ちている)ヤマブドウの実を、鳥や小動物の気持ちになって食べてみたりもしました。

見て感じて触れて、体全体で森を感じられて楽しい!

また、「私、この場所がお気に入り」とこっそり宝物の在り処を教えてくれるように話してくれる西野さんがとても可愛らしい少女のようでした。
森は勿論素晴らしいのですが、やはり人の魅力も相まって一層素晴らしい場所になるのだと感じました。

私のお気に入りはシラカンバとダケカンバのヤニ袋の匂い。
すっきりとした柑橘系の香りと、少しすっとする香り。
何かに使えないかおとな女子的目線もあったり(笑)

シーズン終了間際だったので、私たちは最後のお客様。
森を閉ざす作業も見学することができました。

フィナーレを飾る布引滝は圧巻の一言。
(神戸にも布引の滝という名前が付いた滝がありますが、また趣が全然違います!)

「分からないことは木(森)に聞いてみて」と西野さん。
お気に入りの場所や風景を、自分で見つけることのできる贅沢なツアーです。
是非皆さんも足を運んでみて下さい(^^)

■アクセス(関西からの場合)
新大阪→名古屋→高山本線 JR特急ワイドビューひだ→高山→濃飛バスで約30分で五色ヶ原の森ツアーセンター

フォトギャラリー

迫って来るカラマツの木々

出合い小屋からスタート。こちら以外も全ての避難小屋に温水洗浄機付きの水洗トイレ(バイオトイレ)が設置されています。

手作り看板が技あり★

外来種が入って来ない様に、念入りに靴裏に付着した土を取ります。

この日は寒かった!

これなーんの葉?

コップの取っ手みたい♪

ヒカリゴケ

極細ワールド

「サロンパスの匂いがするー」と、はしゃぐマネ

シラビソの森

籠尾清水。水が湧き出る不思議な場所。

外国みたいな景色です

見えますか?ニコちゃんマーク★

カラマツの黄金絨毯

押絵みたいになったコケ

ここは元々湖の底。秋は水位の変化で水がありません。何だか変な気分。

鳥や小動物が置いたのかな?食卓の一コマ

天然水も頂きました

フィナーレは圧巻の布引滝!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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