雪の泉ヶ岳(宮城県 仙台市)

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2014年12月02日 (火)~2014年12月02日 (火)
メンバー
天候
雪 昼前やや風強い
コースタイム
泉ヶ岳自然ふれあい館バス停(40分)表コース登山口(13分)薬師水(50分)胎内くぐり(110分)泉ヶ岳山頂(90分)水神碑(20分)お別れ峠分岐(35分)水神コース入口

※無雪期のコースタイムは、同コースで約3時間50分

★地下鉄「泉中央駅」からバスで泉ヶ岳自然ふれあい館(終点)まで約40分 バス料金片道790円
1日4本 (2014.12.2現在)
車なら、表コース登山口・芳の平駐車場(泉ヶ岳自然ふれあい館バス停そば)のどちらも利用できます(2014.12.2現在)
コース状況
表コース登山口より薬師水までは踏み跡あり。その後はずっと不明瞭。
表コースは急登が多いので、雪がフワフワしていると歩き辛い。
山頂は風が強く、ゴーグル必携。
水神コースは、樹林帯から水神碑までかなり不明瞭。
初心者の方は、必ず雪山に慣れた方と行って下さい。
難易度
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

春~秋までは、宮城県の子供たちも遠足で登る泉ヶ岳に行ってまいりました。
事前から調べていて当日は雪になると予想していましたが、11月下旬に一旦溶けてしまった雪がここまで降り積もっていたとは・・・。

当日、仙台市街地は雨。泉ヶ岳に向かうバスの中で、雨は雪に変わりました。
バスを降りてから約40分、表コース登山口までは車道歩きです。車道ですが車の台数はそんなに多くなく、この日通っていったのは3台ほど。
素晴らしく美しい白の世界。目の覚める様な白さに自然と心が逸ります。
そして、何故か頭の中でGLAYの「Winter again」が流れ出しました!(何年前の曲だよ(;´∀`))
「♪生まれた~街の あの白さを あなたにーも 見せたいー♪」

「♪逢いたいから~ 恋しくて あなたを~想うほど~~♪」
何回か頭の中でリピートが続き、登山口到着。ゲーター等の準備をして登山開始です。
出だしは分かり易い踏み跡が残っていて、地形図やGPSは持ってはいますが、これなら確認をする位の使用で行かれるだろうとこの時は考えていました。

薬師水までは何となくでも踏み跡がありました。ここで僅かながら渡渉した後、踏み跡は無くなります。
周りは木々が立ち並んでいるので道が分かると言えば分かりますが、結果的にこの先では地形図とGPSが大活躍します。

道は急登が続きます。ついたばかりの雪はフワフワで足あたりは気持ち良いですが、ちょっとした岩盤の様な岩が出てくると手こずります。雪を払い足場を探し乗り込みますが、しまっていない雪はズブズブ沈み、何度も落ちる始末。
薬師水~胎内くぐり~尾根、に出るまではそんな急登が続きます。
ドーダン林の尾根に入れば、そこまでの急登は無く快適です。ただ、やや大きめの石がゴロゴロしているので足を取られない様に注意が必要です。

そしていよいよ山頂。ここで急に風が出てきました。
それまでは樹林帯なので風に気づかなかっただけかもしれませんが、なかなかの強風。
山頂は広いですが、常に風が強いのか雪は風に飛ばされ、表面は固くなっている状態。

写真だけ撮って早々に下山開始。等高線間隔が広い水神コースから下山します。表コースのピストンは考えただけでも恐ろしい~(゚д゚)。

樹林帯に入るまでは強風で顔が痛い寒さ。ネックゲーターを目の下まで上げて保温。
冷たい風で、雪がついていたシェル部分はガチガチに凍っています。
ただ、時間はまだあります。落ち着いて・・慌てないで・・。

樹林帯では風は収まりましたが、今度はどこが道なのかぱっと見ただけでは分からない状態になっていました。
地形図も、だいたいこの辺りにいる、までは分かっても、ピンポイントで分かるのは相当に難しい。
GPSも大変便利ですが、雪の付き方次第ではルートから多少ずれても安全に歩ける所を進んだ方が良い場面もありました。

水神碑が出て来た時はほっとしました。ここからは緩やかな道を下って行きます。近くに沢が流れており、雪も今までの様に深くありません。そのまま道なりに進むと、水神コース登山口に出ます。

無雪期と積雪期では全く違う顔の泉ヶ岳。
厳しく、ステキな山でした。

フォトギャラリー

とても幻想的

ここがバス停。降りたら駐車場を背にして左に進みます

道なりに進む。雪景色がとてもキレイ

左側に出てきます。ここが登山口

わずかに踏み跡あり。

所々道標が出てきます

薬師水。ここから先は踏み跡なしです

なかなかな急登

これまた急登。私が歩いた後はブルドーザーが通ったみたいです

胎内くぐり。狭そうだったので、スルー

見えないから払っちゃお★

おっ。ドーダン林。ここからは急登が落ち着きます

一つ一つの枝に雪が乗ってキレイな弧を描く。

山頂。風強いです。雪が深い場所もあり、膝まで潜る所もありました

見てるだけでも寒い

水神碑。ここから下は緩やか

枝がトナカイに見えました。何だかカッコイイ!

お別れ峠?!何だか寂しい

無事下山

さすが米処宮城県!地酒旨し!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部