凍てついた稜線から錦秋の上高地へ【北アルプス 焼岳2393m(北峰)】

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投稿者
森藤 将樹
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日程
2014年10月17日 (金)~2014年10月17日 (金)
メンバー
春日井店 永田 森藤
天候
雨のち晴れ
コースタイム
中の湯登山口(90分)中の湯分岐(90分)焼岳北峰山頂(80分)新中尾峠展望台(10分)焼岳小屋(15分)
ハシゴ(55分)焼岳登山口(15分)田代橋(30分)上高地バスターミナル
コース状況
中の湯登山口は安房峠道路10号カーブ付近にあり、10台程度の駐車スペースもあります。
まず中の湯分岐までは樹林帯の登りです。概ね歩きやすいですが、この日は雨で濡れた岩が滑りました。
中の湯分岐からは樹林帯を抜けて、焼岳を正面に見ながらの開放感あふれる登りです。
北峰と南峰(登山禁止)の鞍部からは、ところどころで噴気が噴き出す荒涼とした岩稜帯となります。
下りは新中尾峠まで岩稜の急斜面が続きますので、落石・スリップに注意しましょう。ヘルメット着用も効果的です。
焼岳小屋から上高地まではゆるやかに樹林帯を下りますが、途中高度感のあるハシゴや桟道があるので慎重に通過しましょう。
上高地から登山口まではタクシーで戻ります。上高地バスターミナルから料金はおよそ¥3,800程度です。
難易度
Google Map
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感想コメント

今年の紅葉シーズンもたけなわ!!

ということで今回は、焼岳からの大展望を楽しみ紅葉シーズン真っ只中の上高地も楽しむ、という欲張りなコースを歩いてきました。

平湯温泉で車中泊し、朝早くに中の湯登山口に向けて車を走らせます。
はじめは晴れていましたが標高が上がるにつれてちょっと雨模様に・・・天気予報は良いはずだったのに!?
とりあえず、天気の回復を信じ小雨降る中出発です。

しとしと降る冷たい雨の中、樹林帯を黙々と登っているうちに頭上には少しずつ青空が!!
樹林帯を抜けた中の湯分岐では、目の前に目指す焼岳がどーん!!

しかし焼岳が姿を見せてくれたのはほんの一瞬。すぐにあたりは濃いガスに包まれ、雪もちらつきだします。
稜線に出ると凍りつくような強風が吹きつけ、息ができないくらいです。山頂からもガスで何も見えず・・・

寒さに耐えかね、上高地に向かって下山を開始します。
焼岳小屋に着くころにはすっかり天候も回復し、さっきはガスで真っ白だった焼岳山頂も今はくっきり。
なんともタイミングが・・・

ですが、三段紅葉に染まる霞沢岳や穂高連峰も姿を現し、眼下に広がる上高地の箱庭のような絶景を満喫することができました。

上高地の焼岳登山口から河童橋までは、観光客の方たちに混じって紅葉真っ盛りの梓川沿いを散策です。
夕日に染まってゆく穂高の峰々の大パノラマを、時間が経つのも忘れて眺めてしまいました。

フォトギャラリー

つかの間の青空をバックにそびえる焼岳

スタートは冷たい秋雨模様

カラマツの黄葉に盛秋を感じます

あたりが霧氷に覆われるようになると

稜線に出て季節は一気に初冬へ

寒風吹きすさぶ焼岳北峰に到着

凍えながらガスが晴れるのを待ちましたが

寒さに耐えかね、凍てついた山頂を後に下山開始

新中尾峠展望台を越えて

眼下の上高地を目指します

美しい三段紅葉が見られました

焼岳小屋でランチ 秋なので本日は松茸ご飯定食♪

名物超ロングはしご!! 下をなるべく見ないように・・・

ようやくガスが晴れ、穂高連峰が姿を見せてくれました

あたたかい木漏れ日にしあわせを感じます

田代橋からの梓川と穂高

見事な梓川沿いのカラマツ林

西日を浴びる穂高の峰々

残照の焼岳を振り返りつつ

暮れゆく上高地を後にします

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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