スノーモンスターに会いに蔵王へ
- 投稿者
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るんちゃん(おとな女子登山部)
浦和パルコ店
- 日程
- 2015年03月17日 (火)~2015年03月17日 (火)
- メンバー
- 友人一名
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 蔵王ロープウェイ山頂駅(20分)地蔵山(40分)熊野岳避難小屋(35分)
刈田岳(40分)蔵王山神社(40分)地蔵山(10分)蔵王ロープウェイ山頂駅
- コース状況
- ・地蔵山への道はロープが張ってありますがロープをくぐって先に進むことができます。
・地蔵山~熊野岳までは特に風が強くバラクラバをしていないと耳や顔が痛かったです。
・所々足が沈み込んでしまう箇所もありましたのでワカンがあると歩きやすいと思います。(多くの方がスキーを履いていました。)
ロープウェイ往復料金(樹氷高原駅経由)¥2,600
- 難易度
感想コメント
2月にホワイトアウトで断念した蔵王。樹氷が崩壊してしまう3月に入ってしまったので今年は無理かと諦めていましたが、樹氷はまだまだ健在!スノーモンスターと思い切り戯れてきました。
スキー客も非常に多い蔵王。樹氷の間を縫うコースもあるのでとても気持ちよさそうでした。私もスキーが上手ければ…( ;∀;)ロープウェイの終点が近づくにつれ、ニョキニョキした無数の白い物体が見えてきました。遂に樹氷群と初対面!近づいてみてその大きさにビックリ!東北の豪雪と強風を物語っていました。
以前と同様にお地蔵様に挨拶をしてから、地蔵山を目指し右手の斜面を登り始めました。地蔵山へ着くと冷たい強風が吹き付け、耳が凍り付いてしまいそうな感覚を覚えました。が、そこからの景色は360°絶景で、右から馴染み深い朝日連峰、飯豊連峰、吾妻連峰と続き、それぞれがでキラキラと輝いていました。
強風に耐え蔵王の主峰・熊野岳の避難小屋まで来ると、今度は蔵王名物の御釜が口を開けていました。夏はエメラルドグリーンの水を湛えているこの山上湖も、今は真っ白で、荒々しい火山というより、どこか気品のある穏やかな山という印象でした。
目指す刈田岳の先にも宮城県側の樹氷群が広がっており、そちら方面からやって来る人も何人かいました。刈田岳頂上には苅田峰神社がありますが、半分以上雪で埋まっている上エビのしっぽがびっしり付着し、まるで雪祭りの彫刻のように見事な造形を作り出していました。
神社の陰に隠れて休憩した後、復路は熊野岳へ直登することに。途中の緩やかな鞍部では美しいシュカブラが形成されていました。熊野岳頂上の蔵王山神社も雪面に残るのは屋根の部分だけでした。スノーハイクを堪能して地蔵山まで戻り、折角なので樹氷の間を縫いながら下ることにしました。人の顔に見えたり、トンネルになっていたり、どれも個性豊かな樹氷群。今回は自然の偉大さを特に感じた山旅になりました。
フォトギャラリー
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。