大山 ネクタイ尾根(バリエーショントレイルラン)

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投稿者
三谷 卓亮
日程
2015年03月25日 (水)~
メンバー
さいか屋藤沢店 三谷
天候
晴れ
コースタイム
市営駐車場(ふれあいの森キャンプ場)→(25分)→稜線上→(60分)→大山→(10分)→ネクタイ尾根下降点→(20分)→涸沢→(15分)→唐沢峠→(10分)→矢草の頭→(10分)→下降点→(30分)→市営駐車場(ふれあいの森キャンプ場)
コース状況
北斜面、日陰には霜柱もできていた
南面側の稜線上などは、溶けて泥地
難易度
Google Map
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  • おとな女子登山部

感想コメント

前から興味があり、一度行ってみたかった地元のバリエーションがありました。
その名は「ネクタイ尾根」。なんと珍妙な名前でしょう。
初めて聞いたのは、登山を初めた当時の丹沢山登りでした。
丹沢に通じたベテランのおじ様とのお話の中でした。
長い間一度行ってみたいと思いつつ、行くことのできなったルート。
行ってきました!トレランで!

スタートは、日向キャンプ場前にあります、無料の市営駐車場。
2~30台くらいは停められそうなサイズ。
そこから西に行くと日向キャンプ場があります。
車避け?に入口ゲートは閉まっていましたが、横から歩いて入山。
建物が沢山あるエリアの横を登山道が続いています。
登り始めて早々つづら折りの急登で始まります。
稜線までは近いものの、走って登るには結構きついところでした。

稜線からは大山まで緩めの登りが長く続きます。
日の当たるところは霜柱が溶けグチャグチャになっていました。

大山は平日だというのに、人が沢山でした。
山頂にあります公衆トイレの横を通り、テレビ塔へ。
裏手に鹿避けの網を超えるようにしてアルミの脚立が立っています。
これが大山北尾根へのルートになります。

北尾根は人も少ないのか、整備もされておらず、綺麗なルートではありませんでした。
グチャグチャでした。(ここで一度だけ滑って転倒しました。緩い下りの泥地。)

森林管理用の貨物軌道が敷いてあります。
軌道に沿って北へ。軌道の分岐点に出ます。
この分岐点を東に降る方向への北東の尾根へ下って行くとネクタイ尾根に入ります。

しばらく下ると、今回の目的のネクタイを見つけました!!
紺地に白い星柄でした。
本当なら30本ものネクタイをお伝えするところだったのですが、下山後調べたところ、入山する前に撤去されてしまったことを知りました。
あああああ・・・ネクタイが!!! 長年のネクタイが・・・残念(涙
ネクタイ尾根自体は赤テープやペンキなどは一切ありません。
踏み跡はあり尾根を下るだけですが、初心者にはこのルートを通ることはオススメしません。
急斜面を一気に走って下って行きましたが、木の根や枯葉で滑りやすく、細い尾根や藪のようなの木の生い茂ったところをかき分けて進むようなところもありました。

ネクタイ尾根を下ると、涸れた沢の前にでます。
沢の前には鹿避けの金網が張ってありました。
金網沿いに南へ下ると金網が倒れている箇所があり、そこを越えました。
枯葉の厚く積もった森の中を沢の方向へ北上すると、もう一か所金網があり、金網がへこんでいる箇所を超えると、涸れ沢に降り付きます。

地図によると涸れ沢から対岸にルートがあるはずですが、いくら見ても分かりません。
赤テープなどはあるものの、南へ向かってみても消え、北へ行ってみてもルートが崩壊していてその先が分かりませんでした。
持っていたGPSや地形図を見ても目の前の尾根の上だったので、そのまま直登すると途中で正規の道がありました。
道沿いに進むと唐沢峠の休憩所に出ました。

少々の休憩の後、唐沢峠から南へ。
しばらく進むとピークの上でロープと看板のある分岐点にでます。
ここから東の尾根へすすみます。
尾根上を進むと、小さなピークへでます。
林業作業者の看板があり、これを南へ尾根を下ります。
「日向キャンプ場」と書かれた看板もあります。
尾根上の下りは急で、すごく滑るザレ、うねった木の根や岩場の連続です。
滑落等の事故が多発することでしょう。

尾根を降りていくと、沢の横に出ます。
堤のある谷間の横に、無事降りれたことが分かりました。
舗装された道路でした。ゴール!


※ネクタイ尾根はバリエーションルートです。(山と高原地図にも出ていません)
今回はトレイルランで下ってまいりましたが、あまり整備されていないルートを走って降りるにはかなりの危険性があります。
予め地形図を読み、GPSなどで確実なルートを取り、無理なところでは走らない、もしもの時の脱出用細引き等を持っていくなど、道具の用意、経験を積んだ上で行ってください。

フォトギャラリー

大山参道

日向キャンプ場

スタートから急登 つづら折り

稜線に出るとそこからは大山山頂までなだらかで長い登りが続く

登りの尾根上から東を 東京都心を望めます

大山 上社

テレビ塔の裏の脚立を越えて北尾根へ

北尾根は入る人も少なく、登山道も荒れています

モノレール軌道沿いに進みます

モノレール分岐を東へ 写真の左側の尾根がネクタイ尾根の入口です

ネクタイ尾根の名前の由来となったネクタイ! 本来なら30本ものネクタイがあったのですが、つい最近撤去されてしまっていたようです・・・

尾根上は指導表もありません。踏みはあるものの、初心者にはオススメできません。

木の根、落葉など、滑る要素が沢山

沢筋まで降りたところで、2回鹿避けの柵を越えます。1回目は尾根筋から南に斜面を下ったところに倒れた柵のエリアがあります。

涸れ沢に降りて対岸のルートを探しますが、ルートが崩落し消えていました。結局尾根まで直登することに。

唐沢峠 進入禁止看板の裏からここへ登ってきます。綺麗な道あり。

唐沢峠から南へ進むと分岐 東の尾根へ進みます

尾根筋を進み、ここから南へ尾根を下ります。

下りの尾根は林業作業者の青テープ?、たまに赤テープあり。かなりの急斜面のザレ、木の根を伝って降りるようなルートで、かなり滑りました。

尾根を下った先は、日向キャンプ場の北にある沢の堤前にでます

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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