登山学校 山のナビゲーション 【奥多摩・白岩山】

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2015年05月23日 (土)~2015年05月23日 (土)
メンバー
天候
晴れ
コースタイム
武蔵五日市駅(20分)幸神神社(70分)勝峰山(20分)ロンデン尾根分岐(50分)真藤ノ峰(45分)白岩山(30分)真藤ノ峰(60分)深沢山(50分)小机(15分)武蔵五日市駅
コース状況
登山道自体は踏み跡がしっかりしているが、幸神神社より先の登山道入り口は道標がなく鬱蒼としており分かりづらいです。また、勝峰山手前の尾根に出るまでに地形図にない林道を一本横切るのでコンパスの整地による進行方向の確認や周りの景色と照らし合わせも必要です。
夏にかけて暑くなりそうですがヤブが多い為、
薄手でも長袖シャツ着用とグローブがあると便利です。
数カ所急坂がありますので、ストックもしくはステッキがあるとより安全です。
難易度
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

今回の登山学校は山のナビゲーション。
気持ちの良い晴れ間に11名のお客様にお集まり頂きました。
場所は奥多摩の白岩山。地形図には山名がないマイナーな山ですが
三角点もあり、読図講習に使われる事は多々あるようです。
各目的地で整地を行い、まずは武蔵五日市駅から幸神神社まで向かいます。
神社の手前には立派なシダレアカシデがあります。
ここで下瀬ガイドによるレクチャーのもと、道迷い、コンパスの整地について。
ここからが本格的な地図読みのはじまりです。下瀬ガイドの案で、
勝峰山への登山道入口をお客様方々に探してもらうことになったのですが、
これがなかなか難易度高…。
「こっちかな?」「もっと先に行ってみましょう。」と探しますがなかなか見つけづらかったです。
よーく見てみると、雑木林の中に登山道が!
下瀬ガイド曰く里道は非常に分かりづらいそうです。
一度登山道に入ると踏み跡はそれなりにしっかりとしていて徐々に斜度が急になってきます。
途中、作業道を横切るのですが建造物や人為的な場所は地形図に記載がない場合があるので
整地したコンパスと地形と実際の場所を周り見て登山道を探します。
途中からは作業道に出て、勝峰山山頂を目指します。
整地をして、ここから尾根歩き。風が抜ける所もあり気持ち良かったです。
吉備人出版の奥多摩東部登山詳細地図にも記載がありますが、
ここも道標が少なく、熟達者向けのルートです。比較的アップダウンが多く急坂もあります。
一ヶ所、白いロープがありますが下山時に使うのが良いでしょう。
深沢山分岐、送電線、白岩山と向かいしばしお昼休憩。
白岩山には三角点があります。私も含め皆様、ご飯をムシャムシャ食べておりました。
そして下山開始です。進行方向とは逆のルートになります。
深沢山分岐からは右に向かいます。
途中、急傾斜を下りますが標識用の黒黄ロープがあります。
深沢山からは小机まで向かいます。その間に東屋が設けられてる場所があり
実際の登山道は東屋を抜けた先ですが、ここで整地をすると目的地を指す方向に
伐採地があります。うっかりすると伐採地を登山道と間違えてしまいそうになる為、
周辺の地形をよく見るようにしましょう。
小机から先は道路に出て、武蔵五日市駅まで歩き終了。

登山において道迷いが起きてからの読図では遅く、そうならない為に
今いる場所を把握しておく必要があります。
繰り返し繰り返し、読図を行う事で道迷いのリスクを減らしてゆきましょう。
ご参加の皆様、お疲れ様でした!

フォトギャラリー

勝峰山で記念撮影!

武蔵五日市駅から出発!

幸神神社までは道路を歩きます。

幸神神社前にある天然記念物、樹齢700年と言われるシダレアカシデ。

幸神神社でレクチャー中。

砂利道から勝峰山の登山道入り口を探します。

真ん中の草が少なくなっている部分。

ここが登山道でした。これは分かりづらい。

作業道横切った先、道標がないので踏み跡を探します。

皆さんで、場所の確認をします。

勝峰神社山頂。日陰が多く風もぬけて、快適でした。

たまに登山道を振り向き、どういうルートを通ってきたか確認します。

白岩山、深沢山の分岐。

林道が続きます。

白岩山山頂です。この看板が目印。この先に麻生山へと続いています。

白岩山の三角点。

深沢山。

たまにこういった急坂があります。落ち着いて、慎重に。

伐採地。この先は行き止まりなので、ご注意を。

ヘビいちごがたくさん。お疲れ様でした!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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