大鹿川・平ツ沢(ズミ沢) 新緑の沢登り
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2015年06月22日 (月)~2015年06月22日 (月)
- メンバー
- 天候
- 薄曇り
- コースタイム
- 道証地蔵の登山口直下の大鹿川より入渓→(210分)→12mの大滝→(30分)→ナメ沢→(10分)→右岸の登山道に合流→90分→道証地蔵
- コース状況
- ■入渓地点から、終了点までの間で、斜面の崩壊による落石が多い。
■登山道は土がむき出している所が多く、非常に滑りやすい。
■ヒルはいませんでした。
- 難易度
感想コメント
前日に集合し、小澤さんの車で入渓地点手前の駐車場まで入り、朝は時間の余裕をもってスタート。
今回は、ずっと気になっていた草鞋を履いての沢登りに挑戦。
林道脇にある道証地蔵に、みんなで無事の下山をお祈りし、入渓。
(沢のトポに記してある入渓点はもう少し上流にあるそうです)
いきなり草鞋を前後逆に履いてしまう私。
「あり?」
磯部さんに正しい履き方を教えていただき、そーっと水の中に足を入れてみる。
最初は冷たかったけど歩いているうちにだんだん慣れてくる。
草鞋は思ったよりもずっと歩きやすい。水中の岩や、泥道で抜群のフリクションを発揮。
木漏れ日の沢は、登山道とは景色が全然違い、奥行きがあって、山の深い部分を感じられる。
今回のリーダーは磯部さん、それに沢登り経験者の小澤さんにフォローしていただき、いくつかの小滝を詰めていく。
初心者2人が難儀するところでは、ロープを使って通過。自然の中にあるものを使い、リスクを減らしていく。クライミングで習ったロープワークの応用編。ハーケン・草・木の根、自然にあるものを使ってどうやって無事に通過するか。初めてハーケンを自分で打ってみる。本で書いてあったとおり、岩に食い込むとだんだん音が変わってくる。2本目に打った岩の割れ目はヒビが広がってしまった。ハーケンを抜くのも一苦労。磯部さんがカンカンと、うまく抜いてくれて、ほっ。(ハーケン抜くのもコツがあるみたいです)
直登が難しい滝を高巻する時に、大きな落石が!リーダーの磯部さんのおかげで、幸いメンバーに大きな怪我もなかったけれど、初心者2人は口があんぐり。「こ、怖かったー!!!」
自然の沢を行く難しさ、危険性を改めて実感。気を引き締めて行かなくては。
それでも、なんて気持ちいいんだろう。
体全体で自然の恵みを感じて、自由に登る楽しさは、きっと沢登り独特のもの。
小さい滝一つ登るのに、なんてたくさんの面白さが凝縮しているか。普段使わない神経を全開にして越えていく。
時間が過ぎるのもあっという間で、メインの大滝を越えると美しいナメ滝が。なんとかお天気ももって、ひと雨来る前に無事駐車場まで戻ってきた。
「はー、楽しかった」
まだまだ自分には沢登りの技術が不足だけど、また歩きたいな。今度はめいっぱい暑い日に、冷たく冷えた沢を歩いてみたいです。
今回、リーダーを務めて下さった磯部さんと、フォロー&、超快適長距離運転を担って下さった小澤さん、そして一緒に沢を楽しみあった飯酒盃さん、ありがとうございました。
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