日本百名山・金峰山【廻り目平ルート】~秋降る静寂のルート~

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2015年10月04日 (日)~2015年10月04日 (日)
メンバー
天候
快晴
コースタイム
廻り目平駐車場(80分)八丁平分岐(120分)金峰山小屋(20分)金峰山山頂(15分)金峰山小屋(60分)八丁平分岐(40分)廻り目平駐車場
コース状況
登山口の廻り目平が約1,500m、金峰山が2,599mなので標高差約1,000~1,100mあります。距離も往復約12kmありますので、水や行動食を忘れずに持ちましょう。

廻り目平から金峰山小屋までトイレがありません。事前に済ましておいた方がよいです。金峰山小屋のトイレはすごくキレイ(らしい)です。一回200円。   

【廻り目平~八丁平分岐】
西股沢沿いを緩やかに登ります。途中何カ所もクライミングに最適な岩場を通過します。
八丁平へ誤って進んでしまうのだけは注意。

【八丁平分岐~金峰山小屋】
緩やかではありますが、標高差800mほどあります。
展望は少ないですが、シラビソ、カラマツ、コメツガなどの天然の針葉樹林帯を抜けます。

【金峰山小屋~金峰山】
往復40分ほどの道ですが、岩がゴロゴロした傾斜です。浮石や転倒に注意。

廻り目平ルートは土日でも人が少なく、静かに山歩きを楽しめます。
難易度
Google Map
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感想コメント

秋晴れの金峰山(きんぷさん・きんぽうさん)へ行ってきました。
今回は長野県川上村の廻り目平から登るコースで金峰山を往復しました。浜松からだと若干遠いですが、夜発で、3時間半で廻り目平に到着しました。

個人的に残雪期に山梨県側の瑞牆山荘からは登ったことがありますが、このルートは初めて使用しました。

廻り目平から金峰山まで高低差約1,000m、往復12kmほどありますが、半分近くは林道歩きですし、登山道に入ってからも傾斜もきつくなく、気持ちよく歩けるルートでした。

駐車場の満車具合とは裏腹に、登山者が少なく、快適に歩けました。西股沢沿いの林道歩きも紅葉がきれいで、秋の気持ちのよい気候に歩くには持って来いのルートではないでしょうか。
展望は瑞牆山荘側から登る方がいいです。時折小川山や瑞牆山が見える程度で、八丁平から金峰小屋まではアカマツ、シラビソ、コメツガ、カラマツ、ウラジロモミなどの針葉樹中心の奥秩父らしい森を歩きます。

金峰山小屋に着くと展望がひらけ、瑞牆山、八ヶ岳、浅間山、中央アルプスなどの山々の大展望が広がります。

荷物を金峰山小屋にデポして金峰山山頂へ。
山頂に着くと、どこから集まってきたんだ?と言わんばかりの密集地帯でした(笑)。みんさん瑞牆山荘や大弛峠(おおだるみとうげ)から登ってくるのでしょう。

快晴の金峰山に着くと、いままで見えなていなかった富士山と甲武信ヶ岳への縦走路も見えるようになり、東西南北大展望が広がりました。

山頂を経由した後は金峰山のシンボルである五丈岩へ。登頂にチャレンジしましたが、最後に上がるあたりで降りるのに苦労すると思い断念しました。興味をそそられますが、怖いと思ったら即辞めておきましょう。

山頂の景色を満喫したら、元来たルートを下ります。
西股沢は朝の光とと違った当たり方をしているので、一層紅葉と渓流とのコントラストが素晴らしくなっていました。

紅葉を楽しむという点ではあまり広葉樹が多くなく、カラマツの黄色と独特の岩峰が聳える景観が、金峰山周辺の魅力だと思います。あと2~3週間後ぐらいが黄色く染まる山肌になるのではないでしょうか。

フォトギャラリー

快晴の元、五丈岩を見上げる。

廻り目平からスタート。快晴の日曜とあって広い駐車場は満車でした。

秋晴れの西股沢を歩く。満車の駐車場とは裏腹に登山者は少ない。

水の清らかさと秋の気持ち良い気候で、苦痛の林道歩きも快適!

時代を感じさせるボロ車と八丁平の分岐。誤って八丁平方面に行かないように。

砂洗川を渡って尾根道に入ります。

水量の少ない沢の左岸をしばらく登ります。

標高2,100mを過ぎた辺りから瑞牆山が見え始めます。

奥秩父らしい針葉樹に囲まれたトレイルを歩きます。

五丈岩が見えてきたら金峰山小屋まであと少し。

金峰山小屋に到着すると視界がひらけ景色が一変します。

金峰山小屋前の岩上から撮影。

金峰山小屋に荷物をデポして金峰山へ。浮石注意。

山頂の写真は大賑わいのため撮らず。他のルートからの登山者が大半です。

小川山と廻り目平方面。

瑞牆山と八ヶ岳連峰。瑞牆の中腹がもっと黄色く染まるはずです。

甲武信ヶ岳への縦走路。いつか挑戦してみたい。

富士山と美しい山の重なり。

金峰山小屋に戻ってお昼。ドームラーメンwww

廻り目平には初めてきましたが、クライミングとキャンプを楽しむにも最高の場所ですね!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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