奥秩父縦走~金峰山・甲武信ヶ岳~
- 投稿者
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日下部 友哉
さいか屋横須賀店
- 日程
- 2015年11月11日 (水)~2015年11月13日 (金)
- メンバー
- 他1人
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 11/11 瑞牆山荘(35分)富士見平(80分)大日岩(130分)金峰山(70分)朝日岳(50分)大弛小屋
11/12 大弛小屋(55分)北奥千丈岳(10分)国師ヶ岳(135分)東梓(75分)富士見(60分)甲武信ヶ岳(10分)甲武信小屋
11/13 甲武信小屋(20分)木賊山(160分)西沢山荘(35分)西沢渓谷
- コース状況
- 金峰山、国師ヶ岳付近に積雪あり。
今回は凍結がほぼなく軽アイゼンなしで歩けましたが、今後行く方は軽アイゼンを持っていると良い。
国師ヶ岳より先は倒木が多い。
甲武信ヶ岳山頂周りはガレ場。
戸渡尾根は急坂で木の根も多い。
- 難易度
-
感想コメント
奥秩父縦走してきました。
この地域は以前も訪れていますが、富士見平にテントを張って金峰山までしか行ってなかったので、ようやくその先まで歩くことが出来ました。
ちょうど雨の間の晴れ3日間に当たり天気、景色は最高でした。ただ前日に降雪があったようで金峰山~国師ヶ岳は積雪がありました。一応軽アイゼンは持ってましたが、今回はそれほど凍結していなかったので使いませんでした。そろそろ奥秩父も雪が舞う季節なので行かれる方は軽アイゼンの準備を。
瑞牆山荘~金峰山は比較的情報が多いので割愛します。
金峰山近くになると雲を抜け、雲海と雲海に浮かぶ山々が見えました。もちろん富士山も。そしてようやく金峰山より先へ。雪が付いていたこともあってとても綺麗な歩きやすい稜線でした。またすぐに樹林帯に入ります。樹林帯は北側ということもあり雪が多いように感じました。なかなか金峰山から大弛小屋は長いので集中力を切らさないように。大弛小屋でテント張って1日目終了。小屋番さんは不在でした。
大弛峠は2365mあるので朝は冷え込むかと思いましたが、意外と冷えず熟睡できました。おかげでご来光見れず。。。でも朝から雲海でした。2日目スタート!まずは前国師ヶ岳を目指して凍結した木道で標高を稼ぎます。一気に稜線に出るので景色はもちろん抜群です。そして奥秩父最高峰 北奥千丈岳へより道。ここからは雲海に浮かんだ南、中央アルプス、八ヶ岳、浅間連峰、雪のかぶった北アルプスも見えました。国師ヶ岳を越えると下りがずっと続きます。樹林帯で倒木も多いですが、奥秩父らしく苔も楽しみながら登ったり下ったり。途中景色が見えるとこもあったりして、急な登りにさしかかると甲武信ヶ岳に到着です。日本百名山だけあってようやく人に出会えました。
2日目の宿泊地は甲武信小屋。テント泊者は自分たち以外に2組ほど。小屋泊も数名いたようでやっぱり百名山のところは違うなといった感じでした。トイレがとても綺麗でした。またまた1日目に引き続き2日目も星空を楽しみました。
3日目の朝も熟睡して起きれず。。。尾根の北側にあるためか1日目より少し寒い気がしました。最終日は西沢渓谷に下るのみ。またまた雲海に恵まれ富士山が綺麗に見えました。木賊山は展望ないので景色はその手前で楽しむのが良し。戸渡尾根、徳ちゃん新道となかなか急で歩きづらいところも多く、長いですが集中力を切らさずに。さすがに西沢渓谷の紅葉は終わってました。
頑張れば1泊2日で行ける行程ですが、時期的に陽も短いので安全を見て2泊3日でゆっくり山を楽しみました。日本アルプスほどの派手さはありませんが、景色もしっかり楽しめる素敵な縦走路でした。
あとはこの先、雲取山まで歩いてみたいものです。
■ウェアリング
気温は先月の北アルプスと同じような10℃行くかどうか。10月よりは気温が上がらないと予想して少し保温性重視。寒がりなので体幹は冷えないように重ねています。
行動着 アクティブスキン(finetrack)+メリノ1 LS(patagonia)+メリノTシャツ(ibex)
3日間通して、ほとんど行動着とちょっと寒ければウィンドシェルを重ねる程度。停滞時に中間着(薄手フリース)とダウン上下を着用といった感じでした。参考までに。
朝晩と昼間の寒暖差があるこの季節はメリノウールがおすすめです。個人差はありますが厚みは150~200g/m2辺りがおすすめ。
■アクセス
電車・バス
・行き 韮崎駅~瑞牆山荘 山梨峡北交通バス
・帰り 西沢渓谷入口~塩山駅 山梨貸切自動車バス ※時期により運行本数、日時が変わるので要確認
※ICカード使えません
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。