ジェントルメンズと富士山へ!

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投稿者
るんちゃん(おとな女子登山部)
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日程
2016年08月08日 (月)~2016年08月09日 (火)
メンバー
田中ガイド、ミック・ファウラーさん
おとな女子 なっちゃん
カメラマンさん、ライターさん
天候
晴れ
コースタイム
1日目 富士宮五号目登山口(25分)宝永山第一火口縁(60分)馬の背(60分)砂走館

2日目 砂走館(120分)山頂浅間大社奥宮(20分)剣ヶ峰(35分)扇屋(70分)砂走館(20分)馬の背(60分)御殿場登山口
コース状況
・宝永分岐まで砂礫道で踏ん張りが効きにくく歩きにくかったです。ストックがあると便利です。
・宝永火口を抜けた途端強風に見舞われ身体が一気に冷えました。ウールの長袖を着ていたのでそこまで寒さを感じませんでしたが、薄着のメンバーはここで一枚重ね着していました。
・御殿場ルートの下山路の砂走は、砂塵を防ぐためにネックゲイター、サングラス、スパッツ必須です。
難易度
Google Map
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感想コメント

 登山家の中の登山家、世界的有名クライマーの一人、ミック・ファウラーさんをゲストに迎え一緒に富士山へ行ってきました。恐れ多くも今回お供することになったわけですが、私のような超一般人と登って良いのだろうか、他にもっとふさわしい人がいるのではないか、ご本人と会うまでは不安だらけでした。ところが新富士駅で初対面してそんな思いは全くの杞憂だったと気付きました。柔和な笑顔と気さくな態度はまさに英国紳士そのもの。この人となら楽しく登れるかも!不安が期待に変わった瞬間でした。

 10年振りに登る富士山。イメージは老若男女、大勢の人が登るのでそんなにきつい山ではないとたかを括っていました。ところがどっこい、ひたすら登りの単調な道、しかも踏ん張りの効かないザレた登山道にふくらはぎが悲鳴を上げる始末。アップダウンのある登山道の方がかえってましな気がします。そんな私とは対照的に、ミックさんは焦らず一歩一歩着実にゆっくりと踏みしめていました。さすがの貫禄!
 
 今回の計画は富士宮口から東に進み、宝永火口を経由して御殿場ルートと合流するルート。富士宮口付近こそ賑わっていましたが、平日ということもあり比較的静かな登山道でした。その代わりにこの日は強風で、帽子が飛ばされんばかりの勢い、立ち止まると一気に体が冷えました。宿の砂走館に着いても風が止むことはなく、翌朝になると雲が立ち込めていました。天気は悪くないのにご来光は拝めず。ミックさんにも見てもらいたかったのに残念でした。

 いよいよ山頂アタック。登るにつれ徐々に青空が広がっていきました。登ってきた道とずっと下の登山口まで見える山は円錐形の富士山ならでは。他では味わえない絶景です。そしてついに山頂。初めて訪れた剣ヶ峰。荒々しい御釜の底までくっきり覗けます。今年は申年で富士山では12年に一度の特におめでたい年らしく奥宮で申年の御朱印も頂きました。御鉢巡りも楽しんで吉田ルート合流点まで来るとさすがの人の多さ。ミックさんも思わず「ショッピングストリートみたい!」と驚いていました。

 下山のお楽しみは何といっても砂走。全身砂まみれで皆童心に帰って大はしゃぎ。ミックさんは休憩もせず一番に駆け下りていきました。振り返ると山頂は既に雲の彼方。ここから見る富士山はとにかく大きく広い!その巨大さに圧倒させられました。長旅のようであっという間の2日間でした。

 

フォトギャラリー

富士山頂。感慨に耽る(?)ミックさんとなっちゃん。

ミックさんは焦らず常に一定のペースで歩いていました。

宝永火口となっちゃん。ここからの眺めは圧巻です。

in宝永火口。

歩きにくいザレ道。ストック欠かせません。

稜線に出ると風が冷たかったのでレイヤリング休憩。

砂走で下山者が砂煙を上げています。明日楽しみだ~。

もくもく湧く雲。ラピュタネタで盛り上がります。

この日のお宿・砂走館。

既に足元の色は砂と一体化。

夕食前に細引きブレスレットの練習。上手くできなかったのは高山病のせいということで。

夕食はカレー!食の細いミックさんはお構いなしに私はおかわり。

夕食後、小屋の方も交えてミックさんトークショー。

翌日、宝永山と山中湖。あんなに下までよく見えるもんだ。

あと少しでゴール。

私の血中酸素濃度はまずまず。田中ガイドに計測してもらいました。

鳥居をくぐって日本の最高所に到達しようとしているミックさん。

剣ヶ峰でなっちゃんと。

これから砂走。ネックゲイターやスパッツを装着して準備万端。

しゃかりきになって駆け下りる私。タノスィー!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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