英彦山レインハイク! 三名花ハント(ならず…)
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2016年06月12日 (日)~2016年06月12日 (日)
- メンバー
- 天候
- ☂
- コースタイム
- 英彦山野営場登山口(40分)高住神社(65分)北岳(30分)中岳(80分)奉幣殿(20分)別所登山口(30分)英彦山野営場登山口
- コース状況
- 鎖場での往来に注意。他、特に問題無し
- 難易度
感想コメント
梅雨真っ盛りにも関わらず夏日が続きますね……暑いです…。
最近の九州北部は晴れたり雨が降ったりと不安定で、それでもやはり梅雨時期の登山は雨を覚悟しなければなりません。今回も登山を予定していた休日があいにくの雨となりました。
そこで皆さん!こんな時は山に行きますか?行きませんか?
雨中の登山は単純に展望が楽しめなかったり、晴天時と比較して転倒・滑落・低体温症・道迷いなどの様々なリスクの可能性が増したり、ウェアやギアでの濡れ対策や手入れの手間が増えたりなど、晴れの日と比べると普通は消極的になって登山を控えるものですよね。
でも、無理な計画にならない程度の山行内容であれば、それはそれで晴れの日とは違った新しい魅力が見つかるかもしれませんよ!?
という訳で、今回はレインハイクをキーワードに、雨の中でも楽しめそうな山として 【英彦山】 に行ってきました!
英彦山を選んだ理由としては、
・福岡転勤前から気になっていた山の一つ(日本三彦山 他は弥彦山@新潟県 / 雪彦山@兵庫県 )
・雨で水分を含んだ瑞々しい生命力溢れる植物を観賞する(英彦山の三名花 ヒコサンヒメシャラ / オオヤマレンゲ / ベニドウダンを中心に)
・ガスが立ち込めると幻想的な雰囲気が楽しめる(稜線のブナ林、植生の変化、霊山としての石碑の数々など)
当店、秋山スタッフの一押しもあり、いざ英彦山へ!!
序盤は雨の中鳥のさえずりがこだまするしっとりとした九州自然歩道。さらに進むと、悪天の為より一層荘厳さが増した重厚感たっぷりの高住神社があります。もう既に修験の山の雰囲気がたっぷり。
道中は瑞々しいサワフタギ、ベニドウダン、エゴノキ、大好きなコケ(笑)などを観察し、晴天時より生き生きとして生命力を感じます♪ ちなみにお目当てのヒコサンヒメシャラ、オオヤマレンゲは発見できませんでした…
中岳から下山すると石畳上の登山道が続き、途中には行者堂や中宮、そして奉幣殿でも修験の歴史の深さを感じずにはいられません!
今回は晴天時とは違った植物の表情が豊かで十分楽しめたのですが、それ以上に山中に点在する神社の見ごたえが想像を超えていて驚かされました。 観光目的でも見所がありますね!
雨天時は確かに様々なリスクが伴いますが、雨ならではの山行内容や目的を確立し、適した道具選び、無理のない計画を立てれば、晴天時とは違った新しい山の魅力や楽しみ方を見つける事が出来ます!
梅雨時期は登山はお休み…ではなく、1年でこの時期でしか出来ない楽しみ方を探してみてはいかがでしょうか?
レインウェアや防水スタッフバッグ、ジップロックなどの濡れ対策を万全にして試されてみて下さい
レインハイクの道具選びでご不明点があればお気軽にスタッフまで!
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。