草戸山から高尾山口駅極楽湯

かるく汗をかいて温泉に入ろうと高尾山口駅から草戸山に登り、極楽湯に入ってきました。
駅に降りると平日なのに賑わっていました。春と秋は行楽シーズンですからね～。

草戸山は、賑わいと反対側に向かって歩くと、民家の横から道がスタートします。高尾山に比べて圧倒的に人が少なく、静かな山歩きがたのしめます。またこのコースは樹林帯の中を歩き続けるのですが、横の森がかの風が心地よく、暑い季節でも思いのほかさわやかに歩くこともできるのでおすすめです。

温泉は平日1000円、高温、中温、ぬるめみたいなかんじでいろんな温度のお風呂がたのしめ、駅直結ですごく便利です。お風呂にだけ入りにきたのかな？というおばあちゃんもいて、けっこう混んでいましたが、広い浴槽がたくさんあったのでゆっくりお湯につかることが出来ました。

温泉に入ってさっぱりした後、八王子駅に移動し今回のサブメイン居酒屋「多摩一」へ。
これは「山を下りたら山麓酒場」という本に載っていた、八王子の老舗居酒屋。刺身がうまいという評判に期待し5：30頃入店。すでに4人組のおじさまたちが陽気に飲んでいて、その後も1時間くらいの間に次から次へとお客が入ってテーブル席はけっこう埋まっていました。1人で入ってくるなり、案内される前に迷わず端の席についた男性は、メニューも見ず「ビール」「湯豆腐」と常連確実なオーダー。本によると毎日来ている人もいるとか。
そのとき店内は平均年齢70歳くらい、定年後の同窓会みたいな雰囲気。壁にかかっていた柱時計は時間ごとに音が鳴る、昔おじいちゃん家にあった昭和なやつ。その話を友人にすると、うちのおじいちゃん家にもあった～と昭和にトリップした2人。
とりあえず瓶ビール（550円）で乾杯。ラガーなのがまた昭和。刺身盛り合わせ小（1600円）はカツオ、まぐろ、イカなどがけっこうなボリュームで盛られており、新鮮でおいしかった。メニューを見ると日本酒が2合で580円と破格。刺身がおいしかったのでここは日本酒と思いオーダー。すると熱燗できた。ここも昭和。でも酒もおいしかった。山、ラーメン、温泉と喉が渇くことしたのに水分全然とっていなかったので、するすると滲みるように酒が体の中へ入っていき、気が付いたら4合飲み切っていた。おそろしい。
名物湯豆腐（350円）とたこから揚げ（420円）、梅水晶（たしか400円）を頼みまた瓶ビールに戻ってお会計。
友人も焼酎ロックで何杯か飲んでいたと思うが、一人3000円いったかどうかという金額だった。安い！料理もおいしく落ち着く空間。また行きたい居酒屋でした。