滝を巡って竜ヶ岳へ(鈴鹿山脈)
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2016年10月22日 (土)~2016年10月22日 (土)
- メンバー
- 天候
- 曇り ※山頂付近は霧で視界なし
- コースタイム
- 宇賀渓キャンプ場駐車場→19分→遠足尾根登山口→14分→魚止滝→16分→五階滝→18分→長尾滝→43分→中道尾根取付点→56分→竜ヶ岳→8分→治田峠分岐→5分→金山尾根降り口→62分→金山尾根入口→24分→宇賀渓キャンプ場駐車場
※歩行:4時間32分
- コース状況
- <登山口までのアプローチ>
宇賀渓の入口に大きな駐車場があります。1日500円。
トイレもあります。
ここに観光案内所があり、登山届を提出できます。
下山時に登山届に下山時刻を記入して再提出するシステムです。
名神道八日市ICから八風街道(国道421号線)で40分ほど。
八日市IC付近のセブンイレブン、ローソンが最後のコンビニです。
<コースコンディション>
■滝巡り(魚止滝~五階滝~長尾滝)
長尾滝を見に行くときは川原に下りたり、渡渉箇所があります。
大雨の後など増水が想定されるときはやめておいたほうがよいでしょう。
■中道ルート
最初は沢沿い。砂防ダムをいくつか越えていきます。
砂防ダムを越えるときに鉄のハシゴを登っていきますが、これが足場が悪くちょっと怖い。
また、川原を登っていくとき、渡渉が多く、登山道を示すマークが途切れ途切れなのでルートを見失わないよう注意が必要です。
このルートは初心者だけで踏み込まないほうが良さそうです。
また、下りでこのルートを使わないほうが良さそうです。
■金山尾根ルート
ところどころ急な個所がありますが、大きな危険個所はありません。
登山道を示すマークが不明瞭なところもありますので、ルートを見失わないように。
特に秋は落ち葉で登山道がわかりにくくなっています。
【注意!】
裏道ルートは現在、通行止めです。
※「山と高原地図」の2011年版以前の地図には「金山尾根ルート」と「遠足尾根ルート」の記載がありません。
- 難易度
感想コメント
先月の鹿島槍ヶ岳からほぼ1ヶ月ぶりの登山。
当初は伯耆大山の三鈷峰に登って紅葉を楽しもうと思っていましたが、前日に鳥取県で大きな地震が発生。
しばらくは危なそうなので、登る山を変更しました。
この日は関西地方の天気はどこも曇りがち。
久しぶりに鈴鹿山脈の竜ヶ岳に登ってみることにしました。
竜ヶ岳は4年前に神戸に引っ越してきたときに、最初に登った山でもあります。
天気が良ければ、熊笹に覆われた美しい山容が眺められるはず。
宇賀渓から滝を巡りながら、中道ルートで登り、金山尾根ルートで下山するプラン。
宇賀渓から舗装路を少し歩き、丸太橋を渡り、細い橋を渡ると魚止滝です。
魚止滝から先は急な登りがあったり、片側が切れ落ちた細い登山道だったりとちょっと緊張します。
五階滝、長尾滝を眺めてから中道ルートを登り始めます。
中道ルートは最初は沢沿いの登り。
砂防ダムがいくつもあり、これを怖いハシゴで乗り越えていきます。
広い川原を登っていきますが、登山道を示すマークがところどころにしかないので、道を見失わないよう注意が必要です。
このルートは初心者だけでは来ないほうがよいでしょう。
沢が終わると、急登で一気に標高を上げていきます。
登り切ると、熊笹の広がる緩やかな斜面に出ますが…、残念ながらガスで何も見えず。
斜面を少し登ると竜ヶ岳の広い山頂です。
晴れていれば景色が良いはずなのですが、今日は真っ白です。
残念。絶景は次の機会に。
霧と風でやや寒いのですぐに下山。
シロヤシオの葉が少し色づいています。
下りは金山尾根をたんたんと下ってきました。
天気が悪く期待していた絶景を楽しめなかったのは残念でしたが、滝を見て水の飛沫を感じたり、沢を登ったり、スリルのあるハシゴを登ったり、道を見失わないよう目と頭をフル回転させたりと、飽きが来ないルートでした。
宇賀渓の登山口まで神戸から車で2時間半ほどなので、その気になればいつでも来れます。
また季節のいい時期に登りに行きたいと思います。
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。