上高地 前穂高・北尾根
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2010年08月31日 (火)~2010年09月01日 (水)
- メンバー
- 天候
- 晴れ時々曇り
- コースタイム
- 1日目:上高地7:20→明神館8:00→徳沢園8:45→新村橋9:20→パノラマコース~屏風のコル11:45→涸沢ヒュッテ12:40
2日目:涸沢ヒュッテ3:30→5・6のコル4:35→前穂高本峰9:10→奥穂高岳10:55→穂高岳山荘11:30→ザイテングラート~涸沢ヒュッテ12:35→屏風のコル14:00→新村橋15:40→徳沢園15:55→明神館16:50→上高地17:40
- コース状況
- 新村橋から中畠新道分岐、パノラマコース経由から涸沢ヒュッテまでの登山道は明瞭です。
パノラマコースはだらだらと長い登りが続くので、下山に利用をお勧めします。なお、屏風のコルから涸沢までの道は、途中道がやせている部分もあるので、注意が必要です。
北尾根は、5峰は比較的登りやすいが、4峰はガレてますので、浮き石や落石に要注意です。
3峰は安定しているので、高所でのクライミングが楽しると思います。
2峰からの懸垂ポイントは残置スリングがない場合を想定して、捨縄を用意しといた方が良いです。
感想コメント
『岩登りの入門ルート』と位置づけられているバリエーションルートの前穂北尾根へ、岩瀬さんと登ってきました。
午前中には前穂高本峰へ着いておきたいので、夜明け前からの出発をお勧めします。
ただ夜明け前の暗い北尾根の岩壁には恐怖を感じると思います。。。
この場合、前日に5・6のコルまでのルートを調べておくと、当日の時間ロスを防げます。
この入門ルートでは、ルートの崩壊もあり、ルートファインディング能力が求められ、状況に応じた確保技術が必要とされます。
判然としないルートなので、不安を感じれば戻って再検討、岩のモロい部分へは特に注意が必要で、落石にも気をつけて下さい。
私達は、平湯行きの最終バスに間に合わないとわかった時点で、のんびり歩いて上高地を満喫して帰りました。
荷物を担いで岳沢への下山ルートなら1泊2日でいけるとは思いますが、気持ちと時間にはゆとりを持っての行動が大事だと思います。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。