冬の石鎚山に挑戦
- 投稿者
- 酒井 留奈
- 日程
- 2017年02月13日 (月)~
- メンバー
- マウントギア大名 酒井
アイム小倉 白戸
- 天候
- 曇り時々晴れ
- コースタイム
- 登山口<15分>八丁鞍部<70分>夜明峠<25分>二の鎖<50分>山頂<15分>天狗岳<15分>山頂<25分>二の鎖<60分>八丁鞍部<20分>登山口
- コース状況
- 例年より雪は少なめの様だが12本爪アイゼン、ピッケルのしっかりとした冬装備が必要。
トーレースが付いているのでわかりやすかったが、夜明峠を越えてからは基本のアイゼンワークで確実に登ってほしい。特に二の鎖から先の階段は鉄の編み階段なのでアイゼンをひっかけないように注意。天狗岳への道のりは雪が飛ばされて岩がむき出しになっているのでここもアイゼンを装着しての歩行には注意が必要。
今回は風もなかったので体感温度はそれほど寒くなくパタゴニアのナノエア+ファイントラックのニュウモラップのみで歩き続けることができた。登りでも暑すぎることなく快適であった。
- 難易度
感想コメント
みたびやってきた。いよいよ冬の石鎚山に挑戦だ。
晴れ予報の天気は残念ながら曇り。時折見える晴れ間に一喜一憂しながら登っていく。
ロープーウェイを降りてから私はチェーンアイゼンを装着した。雪はそれほど深くなく柔らかいのでノーアイゼンでも登れそうだが冬靴は靴底が硬いので装着したほうが歩きやすい。成就社で登山の安全をお願いして出発。
八丁鞍部まではひたすら下る。これぐらいの雪の深さと斜度ならチェーンアイゼンが歩きやすい。鞍部からはいよいよ登攀が始まるので12本爪に変更。久しぶりのアイゼン。歩き方がへたくそだ。踏みだしてもづるづる滑る、、、前爪をきっちりきかせて、歩幅を広くして、転ばないように。。。
登山道だけでなく木々もだんだんと白く染まってきた。傾斜もキツイ。ぜぇぜぇ。
試しの鎖をすぎ休憩所を超えると夜明け峠。視界が開ける。一面銀世界だ。一瞬の晴れ間に海も見える。雲よ流れてくれ。二の鎖を過ぎると核心だ。鎖をトラバースするように巻いた登山道の階段が雪でうまり外側を慎重に歩かなくてはならない。キレ落ち度がハンバなく怖い。それでもトレースが付いていたのでありがたい。これがノートレースだったらどこを歩いていいのやら、、、良かった。
慎重に慎重を重ねつつ、どんどん増える雪と霧氷とに高揚感あげあげで山頂に到着!!!だが残念ながら天狗岳は見えない。それでも山頂到着にわいわいしていると雲が切れる瞬間が。あっ、見えた!これは晴れるのか?ここまできて天狗に行かないの?とビビる私を旦那に焚きつけられ荷物をデポして天狗岳に向かう。しょっぱなの下りでまずおろおろ。それでもなんとかあるき始めると本格的に晴れてきた!うおーーー、最高だーーー。すごいすごいの連発。青い空と白い雪とはるか遠くまで見渡せる展望と、、、やっぱり雪山はたまらんね。無事天狗岳に到着し記念撮影。と、弥山に戻ってくるころはあっという間に曇り空。ついてる。
小腹を満たしたいところだがかなり時間を消費しているので下山。ロープーウェイに間に合わなくなってしまう。二の鎖までは下りも慎重に慎重を重ねて進む。と、二の鎖で今度は本格的に晴れてきた。振り返ると山頂がしっかり見える。太陽を背にしてそびえる山頂にまたまた感動。どんだけ撮るんだ?というぐらいシャッター押しまくり(笑)時間がないのに、、、(笑)
下りも休憩所でチェーンアイゼンに変更。あー軽くなった。
そして八丁鞍部からラストの登りをこなし成就社に戻る。無事下山できたお礼をしてロープーウェイへ。最終一本前で無事帰る。
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。