東北への旅 後生掛自然研究路と蒸ノ湯長沼
- 投稿者
-
中澤
ららぽーとTOKYO-BAY店
- 日程
- 2017年06月10日 (土)~2017年06月10日 (土)
- メンバー
- 友人1名
- 天候
- 雨のち晴れ
- コースタイム
- 後生掛温泉~自然研究路(1周40分)~後生掛温泉
蒸ノ湯温泉~(20分)~大谷地~(15分)~長沼
- コース状況
- 後生掛自然研究路は整備されていますが一部通行禁止になっていました。
蒸ノ湯温泉から長沼まではフラットで一部木道ですがやや荒廃しています。雨のあとはぬかるむので長靴やスパッツなどがあると便利でしょう
- 難易度
感想コメント
東北への旅2日目はたまたま岩手の伝統祭「ちゃぐちゃぐ馬コ」の日だったので、神社でスタートするところを見物してから八幡平へ。しかし馬コスタート20分後から強い雨が降りはじめ、八幡平に着くと深いガスと強風だったので秋田側まで行って後生掛温泉から自然研究路を歩くことにしました。
後生掛自然研究路は1周約2.7kmの散策路で、遊歩道を歩いていくと火山活動を体感できるようになっていて、国内最大級という大泥火山が見られます。水温が80℃から90℃の沼から湯気が立ちのぼり、休むことなくぶくぶくいっている泥を眺めていると、突然びしゃっと泥が空に向かって発射されます。こんなめずらしい光景を目にするのははじめてで、かなり興味深かったです。散策路の周辺に咲くイワカガミなどの植物も観察でき、八幡平周辺の自然を満喫することができます。
その後蒸ノ湯の先にある沼付近にキヌガサソウが咲いていると聞いたので車で移動すると、蒸ノ湯も野天に蒸気があがる土地で、その眺めは壮観というか絶景というか、とてもめずらしい風景でした。野天を抜けて道なりに歩いていくとやがて湿原にでるので、長沼方面に右手に進みます。湿原には無数のミズバショウが一面にひろがり、ほかには誰もいない静かな散策をたのしめます。このあたりには道標があるので迷うことはないと思いますが、今はあまり歩く人が多くないのか、道が若干荒廃していますし、雨後はかなりぬかるんでいるのでスパッツがあると重宝するでしょう。
ジャングルのような植生を進んで行くと、長沼に出るあたりでキヌガサソウの群生地にたどり着きます。キヌガサソウは昨年はじめて八幡平で見ましたが、可憐で野性味がある美しい花で、秘境感あふれる長沼で見るとより神秘的で存在感がありました。登山だけではなく湿原や散策路も見応えのある東北は、自分の知らない自然の姿を行く度に教えてくれます。
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