雨の後の奇跡☆川苔山

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投稿者
るんちゃん(おとな女子登山部)
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日程
2018年10月27日 (土)~2018年10月27日 (土)
メンバー
銀座店 吉岡
天候
晴れ
コースタイム
鳩ノ巣駅(120分)大ダワ(50分)舟井戸(30分)川苔山(70分)百尋ノ滝(40分)細倉橋(35分)川乗橋バス停
コース状況
・大ダワ~舟井戸、急な谷沿いの道や細いへつりあるので滑落注意。
・滝付近や川乗谷沿いは濡れていて足場悪い箇所あります。
・蚊や毒虫まだまだいるようなので、刺されやすい方は虫除けスプレーお持ちください。
・細倉橋のトイレは使用不可。
・川乗橋~奥多摩駅 バス1時間に1本程度。
難易度
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感想コメント

 起きたら朝からざあざあの雨。午後からは晴れる予報だったので、落ち込む気分をなんとか上げて、雨の中駅へ向けて出発。今日は電車で、滝が有名な奥多摩の川苔山へ。奥多摩駅からバスに乗り継ぎ、滝を見てから山頂へ向かうのが一般的なようですが、朝は雨で危ないから滝は後半にしよう、ということで、鳩ノ巣駅から山頂経由で滝を見に行くコースをとりました。(実はおしゃべりに夢中で降りるべき駅を乗り過ごしてしまい、バスの時間に間に合わなかったというのが本当の理由です・・・)

 鳩ノ巣駅へ降り立った頃には、明るい日が射しすっかり青空。それでも里側から見た山は鬱蒼として近づき難い様相。あぁ今日は一人じゃなくて良かった。奥多摩は森が深く単独での入山は勇気がいりますが、この日は女子二人だったので怖いものなし。元気に暗い林の中へ分け入っていきました。

 靄のかかった登山道は幽玄な雰囲気。しばらく歩くとみるみる明るくなり、背後から太陽が。まっすぐ林立する木々の間を縫って上から放射状に伸びる光の柱。暗い山中でこんな神秘的な光景を見たのは初めてです。手を合わせたくなるような、ありがたい気持ちになりました。

 きれいな景色だけでなく、鋭い顔も併せ持つ川苔山。片側切れ落ちた細いへつりや倒木を乗り越え、アップダウンをしばらく繰り返してようやく山頂へ。紅葉が始まった明るい木のトンネルを抜けると西側が開けて、曇取山、鷹ノ巣山などこれから登ってみたい山がずらり。私だけ虫に刺されヒィヒィ言いながらも、頂上からの秋色の景色をしばらく堪能しました。

 下山は滑落注意と書かれた看板にビビりながら滝まで急下降します。確かに雨で濡れてたり余所見していると危ない箇所が多数ありました。そんな中軽装で午後から登ってくる観光客もちらほら。下山は確実に暗くなるはずなのに今から向かうなんて。川苔山は奥多摩の中でも遭難が多いようなので少し気になりましたが、滝を早く見たかったので先を急ぎました。

 百尋ノ滝は落差40mの小ぶりな滝。たどり着いた時はちょうど午後の日が当たってキラキラ輝き、虹がかかっていました。滝といえば轟音で威厳のあるイメージでしたが、こちらの滝は我々を受け入れるような優しさがあり、ただただ美しく見惚れてしまいました。

 想像していたよりも素晴らしい滝を目にした後は、これまた美しい渓谷をしばらく歩き車道に出ます。帰りのバスもベストなタイミングで乗り継ぎ終点の奥多摩駅へ。虫に刺され、その後暫く痒みに悩まされたこと以外は全てパーフェクトで素敵な山旅でした。
 

フォトギャラリー

百尋ノ滝。こんなにキラキラした滝は初めて!

鳩ノ巣駅から線路を渡ってスタート。

スラっとした杉林の中を進みます。

ガスがかかって幻想的。

雨が降ったからこそ出会える景色。

息を飲む瞬間。

この時間に、この場所にいたから見れた光景。

こんな危なっかしい谷を通過することも。

大タワで一休み。本仁田山方面が見えます。

フリース着て丁度良い暖かさ。気持ち良いので寝ていいですか。

落ち葉を踏む音が心地よくってご機嫌。

マムシグサの三段紅葉。

どういう意味?宇宙人来襲??

山頂まであと僅か。木々が色付いてきました。

山頂からは爽快な雲取山方面が望めます。

登山道が彩られてます。

滝へ下る道は岩だらけなので慎重に。

午後の日が当たって虹がかかりました。

20分くらい見とれてました。

渓谷沿いは滑り易いので注意。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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