伯耆大山(鳥取県)雪山登山 日本百名山
- 投稿者
- 岡田 丈二
- 日程
- 2019年01月06日 (日)~2019年01月06日 (日)
- メンバー
- 本社岡田、その他1名
- 天候
- 雪
- コースタイム
- 南光河原駐車場(110分)六合目避難小屋(95分)頂上避難小屋(1分)弥山頂上(40分)六合目避難小屋(10)行者谷コース分岐(26)元谷大堰堤(25)大神山神社奥宮(30)南光河原駐車場
歩行時間合計:5時間37分 総時間合計:7時間30分
※行者谷コースでは雪の上をショートカットしたり、尻セードしたりとかなり時間短縮しています
- コース状況
- ・例年よりやや積雪は少なめとはいえ、山麓から完全な雪山状態です。
・新雪の下には硬く締まった雪があり歩行には注意が必要です。
・七合目あたりから頂上付近は非常に風が強い1日でした。独立峰がゆえに冬の季節風の影響をもろに受けるのが伯耆大山です。ゴーグル、バラクラバ必携です。AM10時頂上気温-7℃(10M強の風で体感温度-15℃程度)
・スノーシーズンの南光河原駐車場は有料、乗用車1日1台につき¥1,000です
・雪山に不慣れな方や未経験の方は必ず信頼のおける経験者と適切な装備・服装で行きましょう
・四合目を過ぎて勾配が急になったところで早めに12本爪アイゼンを装着しました。このあたりは樹林帯で滑落危険もないのでスノーバスケット付きのトレッキングポールを使用します。
・六合目でトレッキングポールからピッケルに持ち替え登りの核心部6~8合目へ。降雪と強風で視界不良、コースガイド用のポールがなければとたんに上級レベルになるでしょう。
・下山に使った行者谷コースにはトレースがあったのでスムーズに降りることができましたが、トレースがないとワカンまたはスノーシューが必要な場合もあります。
・下山時に通る大神山神社奥宮に差しかかったらアイゼンははずして通過しましょう
- 難易度
感想コメント
・先月(12月)は大山の積雪情報とにらめっこしながら結局行かず、2019年初登山が大山となりました。
・前夜、神戸を出て車中泊(オーバーパンツを穿いて-6℃対応のシュラフにもぐりこんだので快適)。暗がりの中、行動開始。1時間ほど経つと空が明るくなりヘッドランプを消灯。この辺りは滑落の心配がない樹林帯なので雪用バスケットを付けたトレッキングポールを手に持っています。
・六合目でトレッキングポールをピッケルに持ち替え進みます。雪は降り続け特に七合目あたりから山頂部は10M/秒以上の風が止まないため、横なぐりの硬くて細かい雪で顔が痛かったです。視界を確保するためにもゴーグル必携です。
・それでも雪の大山は日常を忘れる貴重な一日となりました。下山は元谷避難小屋前に出て夏期は作業車用で歩けないの道路(積雪で冬期に車は通りません)をしばらく歩いてから登山道に戻り大神山神社奥宮に出ます。雪をかぶった神社は神々しくまた風情があります。(ここのトイレは冬期使用中止です、ご注意ください)
・下山後は豪円湯院で入浴(おとな380円)、冷えた身体にうれしすぎます。
次は晴れの日を狙って真っ白な稜線を間近で見たいです!
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。