涸沢から北穂高岳、涸沢岳 テント泊(長野県・岐阜県県境)

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投稿者
岡田 丈二
日程
2019年10月05日 (土)~2019年10月07日 (月)
メンバー
本社岡田、その他1名
天候
初日:くもり時々晴れ、二日目:晴れのちくもり、三日目:くもり
コースタイム
初日:上高地バスターミナル(115)徳沢(60)横尾(180)涸沢(テント泊)
   初日歩行時間:6時間55分
二日目:涸沢(80)北穂南稜取付き(120)北穂高岳北峰(70)最低コル(75)涸沢岳(15)穂高岳山荘(130)涸沢(テント泊)
   二日目歩行時間:8時間10分
三日目:涸沢(120)横尾(220)上高地バスターミナル
   三日目歩行時間:5時間40分

※休憩等を除いた行動時間です。
コース状況
・名物涸沢の紅葉はちょうど見頃です。
・例年、雪が降ってもおかしくない10月上旬ですが、この3日間は霜もおりず。三日目(10/7)の明け方が最も寒かったですがそれでも涸沢で4℃程度です。
この時期ひとたび寒気が入れば雪が降りアイゼン・ピッケルとそれに見合った技量が必須です。秋の高山は判断が難しいため、最新の現地情報を入手して計画しましょう。
・北穂高岳南峰~涸沢岳はスリリングな岩場の連続、岩が乾いていないコンディションでは避けたいです。

北アルプス南部では、槍・穂高連峰のうち、北穂高岳から涸沢岳・屏風岩、前穂高岳(北尾根から吊尾根)一帯、西穂高岳から奥穂高岳、北穂高岳から南岳、北鎌尾根・東鎌尾根の区域が山岳ヘルメット着用奨励山域となっています。
難易度
Google Map
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感想コメント

涸沢の紅葉は今が見頃、混み合うテント場を連想しながらも出かけずにおれず行ってきました。
・土曜日スタートで涸沢のテント場は立錐の余地もなく、デコボコの斜面に設営。いい時期に来たのだから仕方なしですね。聞いたところによると涸沢ヒュッテは布団2枚分を3人で分ける状態だったそうです。
・北穂へ南陵から取付くころにどんどんガスが上がってきて、稜線が隠れていく---- 
北穂高岳頂上は目まぐるしくガスが流れしばらく粘るも槍は見えずでした。それにしても飛騨側からの風は冷たいです。
・小屋のテラスで休憩したら涸沢岳へ向かいます。穂高の稜線らしい緊張感のある岩場の連続です。逆コースで通過する方もそこそこいらっしゃり最低鞍部まで結構時間がかかりました。夏もそうですが紅葉の時期もすれ違いのタイムロスを考慮せねばなりません。
涸沢槍への登りはクサリ、ハシゴはありますがルンゼ状の岩場で難所です。ここを登りきったら涸沢槍。
涸沢岳から穂高岳山荘へ下り、涸沢のテント場へ戻りました。
三日目はどうも雨が降りそうなので早めにテント撤収。早朝から風が強くはじめて空っぽの一人用テントが飛ばされていくのを見ました、皆さんも設営時、撤収時は注意しましょう(幸い飛んでいったテントは100mほどでその場に居合わせた方が受け止めて事なきを得ていました)。
下山後は「ひらゆの森」で入浴、露天風呂がたくさんあって気持ちのいい温泉施設です。

フォトギャラリー

涸沢の秋

青い空の本谷橋で休憩して

Sガレあたりから見上げた景色

テント設営。初日はココまで。

吊尾根とお月様

おはようございます、二日目です

北穂南稜へのハシゴ

イワツメクサは北穂高小屋のシンボル

明け方は晴れていたのになあ、キタホ頂上。

大キレット。その先の槍は隠れたまま

南峰分岐から涸沢岳へ向かう

景色を見る余裕がない時に晴れ間

クサリがありがたや~

涸沢槍直下

涸沢岳三等三角点 向こうに前穂がうっすら見えます

涸沢岳山頂 日本で8番目の高さ

ジャンダルムもガスの向こう

ザイテングラードを上部から。

紅葉に青い空が似合う

前穂も秋

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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