ドロミテクライミングツアー④ サッソ・ルンゴ ファイブフィンガー
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ドロミテ4日目。
サッソルンゴという岩峰のファイブフィンガーの親指に登りました。
アウトドアメーカーの広告でよく見る場所。とっても写真映えします。
アプローチは、立ち乗りのゴンドラに乗って標高差500mを一気に登っていきます。
標高2681mのゴンドラ降り口にはトニ・デメッツ小屋があり、カフェやトイレがあります。
登攀準備をし、早速登りにゆきます。
ここもアプローチ5分という素晴らしさで、取付き到着。
先行のご夫婦が登り始めていましたので、少し待って私からクライムオン。
ボルト等はやはりほとんど無いです。残置だらけの日本の岩場に比べると、本当にきれいです。
2ピッチ目は歩き、3ピッチ目も途中までは歩きです。
ここからがかなり傾斜の強いクライミングとなりますが、二つ前の二人組が遅く、しばらく待たされました。
前のご夫婦も、行ってらっしゃいのキスをしてから(※イタリアでは日常)出発。
基本的には、イタリアではフォローが登りはじめるのを待たずに抜かしてOKのようです。
日本だと怒られると思いますが・・。
しかし、ロープが交差しないように違うルートを登るため強い人じゃないと無理。
傾斜があるとはいえ、ガバホールドだらけで、まるでジムの5.10aを登っているかのように楽しいです。
柱のようなカンテを何ピッチかグイグイと登っていくと、左右切れ落ちたナイフリッジ。
笑いながらまたがっていると、すぐ前にいたイタリア人に楽しそうだね、と言われました。
山頂につくと、2組のパーティがおり懸垂の順番まちとなりました。
遅い二人組のあとになってしまい、カラスと遊びながら1時間弱ほど。
登りが楽しかった分、下降が大変で、懸垂下降を10ピッチ程くりかえし、ハイキング道に合流しました。
たぶん、なにか間違っていたんだと思いますが、何にしろ下りる事ができてよかったです。
そこから20分くらい走って登り、ゴンドラ最終10分前に到着しました。
キャンプ場に戻り、明日はサッソポルドイへ!
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