今年初のカミホロは3段ルンゼから!

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投稿者
小山田 隆博
日程
2020年01月15日 (水)~2020年01月15日 (水)
メンバー
小山田 ほか1名
天候
晴れ
コースタイム
凌雲閣駐車場(2時間)三段ルンゼ取り付き(3.5時間)上ホロカメトック山頂上(1時間)安政火口(30分)凌雲閣駐車場
コース状況
雪は例年よりも少なめですが正面、化物、八つ手岩各ルートともに十分な積雪量。
3段ルンゼは北西稜途中からトラバースして取り付くが雪崩に十分注意。
三段ルンゼは4ピッチ。1ピッチ目が核心。全体的に残置ほぼなくイボハーケンやトライカムなどを使うことに。1ピッチ目には通常短めのアイススクリューも有効だが、今回は氷の発達が少なく使えず。 
最後は北西稜の上部に合流して頂上です。
難易度
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感想コメント

晴天の天気予報を前に気合を入れて、前夜に札幌を出発し上富良野へ向かいまいした。
今回目指すは正面壁の3段ルンゼ。パートナーも初ルートに気合が入り気味。

5時半過ぎ、まだ誰もいない凌雲閣の駐車場をヘッドランプをつけて出発。安政火口過ぎたあたりから明るくなり始めました。同時にそらは青空が見え始めキーンと冷えた空にカミホロのアルパインチックな山容が大きく浮かび上がってきます。気温はマイナス15度くらいと思われるが、風もなく最高のコンディション!!
 北西稜の途中から雪崩に注意しつつ斜面をトラバースして三段ルンゼの取り付きに到着。早速準備をして登攀開始。1ピッチ目はパートナーWさんが果敢に攻める。ルンゼを奥の4m程の被り気味のクズクズの滝が核心。慎重にプロテクションを取り、一気に抜けました。さすが!!
 2ピッチ目、3ピッチ目はリードさせてもらいました。1ピッチ目と比べると難しくはありませんが、それでもプロテクションを取りながら、絶好の景色を堪能しながら楽しく登れました。4ピッチ目にまた小ぶり気味の箇所がありますが、それを越えるとまもなく北西稜に合流。そして頂上に。
 快晴微風のカミホロ頂上に大満足!やや時間は早めでしたが次回の目標を話しながら下山しました。いつも吹雪いているイメージの山ですがこのような天気に恵まれることもあるのだと思った一日でした。

フォトギャラリー

朝日を浴びて輝き出すカミホロ

眼下に広がるのは上富良野の町並み

少しずつ明るくなってきました

正面壁はいつ見ても魅力的

北西稜からのトラバースは慎重に

3段ルンゼの取り付きに着きました

1ピッチ目スタート

核心部にて慎重に!

絵になるシーンですね!

2ピッチ目。天気はいいが寒い!

3ピッチ目、なかなか楽しめました

もうすぐ・・

頂上です!

十勝岳もよく見えます。奥には旭岳かな?

こちらは富良野岳方面

こう見るとD尾根も急峻です

いい一日でした!

さぁ、次はどのルートかな

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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