谷川岳天神尾根(日本百名山)

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投稿者
家田 森
浦和パルコ店 店舗詳細をみる
日程
2020年02月23日 (日)~2020年02月23日 (日)
メンバー
浦和パルコ店 家田(単独)
天候
晴れ 後 雪
コースタイム
谷川岳ロープウェイ天神平駅(0:40)熊穴沢避難小屋(0:25)天狗のトマリ場(0:35)トマノ耳(0:15)オキノ耳(0:20)肩ノ小屋(0:20)天狗のトマリ場(0:50)天神平駅

実動時間:3時間25分
コース状況
 谷川岳は10年以上来ていなかったので、「例年より」とは言い切れませんが、やはり雪は少ない様子。 前回その時は12月上旬に来たのですが、すでに相当量の積雪があり、腰から胸くらいのラッセルを強いられました。友人と2人で来たのですが、たまたま出合った別パーティーの2人と4人でラッセルをするも、避難小屋までも届かなかったという苦い記憶があり。それくらいの事も有り得るくらいのつもりで臨むのが良いと思われますが。
 少なくとも今回の天気・雪質だとワカン・スノーシューは不要。もちろん12本爪アイゼン推奨ですが、軽アイゼンで登っている人もいまして、この条件ならアリかもというくらい条件が良かったと思います。雪質は硬く締まっていてほとんど沈むこともなく、下りは快適なグリセードが楽しめました。ピッケルはもちろん必要ですが、今回はダブルストックの方が有効だったかもしれません。
 ロープがある箇所がやや危険、岩も少し露出していましたが。他の箇所は雪が融けて土や岩の露出したところを歩くようなことは有りませんでした。
 今回は好天だったので良かったのですが、ガス等で視界が効かなくなってくると、ケルンからの下りや、帰路スキー場へとトラバース道への入口が分かりにくくなりそうです。コンパスを見て方向を確認しながら歩く技量も求められると思います。
難易度
Google Map
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感想コメント

 なかなか機会を作れず、気が付いたら向こうほぼ3年も雪山らしい雪山に行っておらず。今年は雪が少ないようだが何とかこのシーズンに雪山やっとかないと、もう戻れないかもとか感じてしまい。谷川岳なら、比較的時間的金銭的に負担少ないかなと。ただ、この谷川岳、以前来たのは10年以上前で、しかもその時は胸までラッセルを強いられながら敗退した記憶がこびりついており…
 週間予報や直前の天気予報でもずっとこの日だけ悪い予報で。当日朝家を出る時も雨。電車で向かいながら、西黒尾根なんかとんでもない、天神平まで行って諦めかな…と思っていたら。
 土合駅からロープウェー下のベースプラザまで歩いて、身支度を整え。ロープウェーに乗っているうちになんと晴れてきて。天神平では眩しいくらいのドピーカン!雪質も良く歩きやすい。午後には天気が崩れてくる予報もあったので、天気が良いうちに稼いでおこうと独りだったこともありグイグイ登り。調子に乗ってハイペースになり過ぎて、下りで足が攣る寸前になりながらも、無事下山。足を上げるのが辛くなってきたのでアイゼン外してグリセード併用して下っていたこともあり、結局下りもそれなりのペースになってしまった。条件が良ければ雪上の方が歩きやすいとはいえ、体力的準備不足の今日この頃、ムチャに歩きすぎたかな。アドレナリンいっぱい出て、楽しかったです。
 来て良かった。

フォトギャラリー

天神平から見る谷川岳。天気予報に反し、絶好の晴れ具合!晴れ男の面目躍如!!

有名な土合のモグラ駅。下りホームから改札まで462段の階段を登ります。

朝は天気が悪かったのですが、ロープウェイに乗っているうちに晴れ間が見え始めて…

天神平は眩しいくらいの快晴! 冒頭の写真の赤い方の右手にこの登山道標識があります。

どーんと谷川岳が出迎えてくれます。

スキー場を離れて尾根を行きます。所々痩せている尾根もあります。

一か所ロープが張ってあるやや急な危険個所。

その下部は雪も解けてきて岩が露出してきています。

快適な尾根歩き。左手の尾根の先に避難小屋があります。

熊穴沢避難小屋。この時期にしてはかなり露出している。やはり雪が少ない模様。

スキーヤーもボーダーも登ってます。

天狗のトマリ場。

雪質は硬く締まっていてアイゼンが良く効く。ラッセルどころかツボ足にもならず、歩くのに最高な状態。気分もペースも上がります!

この先すぐ!の筈。この先を乗越すと…

突然ケルンが現れます。下から見える位置だと励みにもなるし、悪天時にも良いと思うのだけど。

オキノ耳。ここまでボードやスキーを担いできて、滑り下りる人もいました。

オキノ耳からトマノ耳を見る。雪庇が出来ています。踏み抜き注意。

オキノ耳。これくらい埋まってると雪山に来た感じになりますね。

振り返ってトマノ耳と西黒尾根。自然が造りだす美しい雪稜。

肩の小屋前で小休止。中には入れなそうかな?

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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