2020北海道ウィンタークライマーズミーティング in カミホロ
- 投稿者
- 小山田 隆博
- 日程
- 2020年03月15日 (日)~2020年03月15日 (日)
- メンバー
- 小山田 ほか13名
(2名から3名でパーティを組み登攀)
- 天候
- 晴れ時々曇り
- コースタイム
- 凌雲閣駐車場(2時間半)正面壁スペースチムニー取付き(6時間半)3ピッチ目敗退(2時間)凌雲閣駐車場
- コース状況
- 積雪十分。
スペースチムニールートは除雪とプロテクションもとりづらい
- 難易度
感想コメント
今回、数年ぶりに開催された北海道ウインタークライマーマーズミーティング(HWCM)に参加してきました。HWCMとは普段なかなか交流が少ない所属の違うアルパインクライマーが集まり、いつもと違うパートナーとパーティを組んで登って、交流するとともに、刺激し合い、高め合おうという趣旨のもと開催されたものです。今回は札幌のHクラブのIさんが発起人として開催に尽力してくれ、僕もいろいろな縁で参加させもらいました。
当初は二日間の予定もコロナウイルスの影響を鑑み一日のみの開催に縮小。お酒を交わしての交流はまた翌年ということで。
当日は朝5時半に凌雲閣駐車場に集合。所属の違うクライマーが○名が集合です。簡単なミーティングの後、事前に決められていた2~3人のパーティに分かれて行動開始。僕はHクラブのWさんと現役学生のNくんと組んで正面壁に向かいました。ルートは正面壁の右端にある「スペースチムニー」というルートでWがこれまで3回程敗退しているという難度の高いルート。果たして登れるのか?
1ピッチ目:小山田
やや急な取り付きからトラバース気味に左上しチムニー入口で終了。簡単で問題なし
2ピッチ目:N君
細いチムニーを抜けて傾斜のきついリッジから再びチムニーに入るピッチ。狭いチムニーをの処理とプロテクションが取りづらく難しい。学生なれど落ち着いてリードするN君。
3ピッチ目:W君
エースとも言えるW君が最難ピッチをトライ。チムニーを微妙なバランスで抜けてさらにロープを伸ばすが、相当粘って奮闘するも上部の覆いかぶさるようなハングした壁に無念の敗退。ビレイ点からは残念ながら奮闘する姿が全く見えなかったがかなり難しいようでした。
懸垂2ピッチで取り付きに戻り、そのまま下山。駐車場にはほかのパーティは既に降りて僕らパーティを待ちわびている状況でした。記念撮影後に今回のHWCMの成功とまたの再会を約束し合い解散となりました。今回は札幌の他、旭川や道東となかなか集まることのないメンバーが集まり本当に貴重な機会となったと思います。あらためて主催してくれたHクラブのIくんには感謝です。いい刺激をもらいました。もっともっと経験を積んでまた来年参加させてもらいたいです。
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