さらに新ルート開拓 南紀の岩場

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投稿者
つじまい(おとな女子登山部)
日程
2021年02月12日 (金)~2021年02月12日 (金)
メンバー
東さんご夫妻
天候
くもり
コースタイム
駐車地から徒歩10分
コース状況
Google Map
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感想コメント

この岩場に3度も訪れることになるとは!

南紀のシークリフで新春岩場開拓

南紀の岩場でワイドクラックを初登


今日の目当ては、この岩場全体をつなげて登る壮大なラインである。

ボルトを打つに当たって、下から攻めるか上から攻めるかを東さんと相談し、
頂上から懸垂しながらラインを見定めることになった。

まずは濃い藪を越えて頂上まで行けるのか不安があったが、行ってみるとまるで人間が通ったような踏み跡がみられた。
これは、獣道だと東さんが教えてくれた。
もし道に迷ったときに、こんな明瞭な道を見つけたら喜んで行ってしまうだろう。こうして道迷い遭難は起こってしまう。

頂上まで登ると、直径5cmほどの立ち木を支点に東さんが懸垂をはじめた。
以前はそんな大胆な行動に「え、東さんちょ、まっ」と動揺することが多かったが、もう慣れてしまった。
植生の詳しさと開拓のスピードは比例するらしいです。

5m程下りると岩の先端にきたが、上からぶら下がっていると目指す方向が全然わからない。下から眺めるのとでは全く様子が違うから、すごく難しい。

特に上部は脆く、終了点の場所を選ぶのに難儀した。
岩がやわらかいので、ドリルで穴を開けるのは問題ないが、ハンマーでボルトを打ち入れる作業に時間がかかってしまう。
「あの(木村)伸介(さん)にも早いって言われてる」と東さんが自慢するが、本当に早い。私が20回打たないといけないところを東さんなら5回だ。

ボルトを打ちすすめていくと、向かって右側にルートをつくるつもりが、先日Mさんが初登したルートに合流するようなかたちとなった。

東さんの斜めクラックの初登を見届けたあと、新しいルートにトライした。

Mさんのルートを楽しく登っていくと、今回新たにつくったルートに突入。
掃除が足りず大変おそろしい思いをしたが、ボロボロの壁に必死にしがみついてなんとか登りきった。

このルートの途中の岩棚にある植物が「石斛(せっこく)」という蘭の仲間だと教えてくれた。
この蘭が咲くのを見てみたい気もするが、今の季節で半袖なら、その頃は暑くて登れないだろうなと思う。

フォトギャラリー

海岸で開拓

朝の一コマ

獣道

登頂

木で下りる

終了点

上からの景色

ここが第一核心になるとは思っていない私

ハンマーの扱いが下手な私

斜めクラック

初めはMさんのルート

第一核心

第二核心

フォローで登るMさん

懸垂下降

難しそうなルートを登る東さん

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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