雪彦山 友人登路 4ピッチ5.11b
- 投稿者
- つじまい(おとな女子登山部)
- 日程
- 2021年02月27日 (土)~2021年02月27日 (土)
- メンバー
- 他1名
- 天候
- 風 寒い
- コースタイム
- 登山口から30分で取付き
登攀3時間
下山40分 ※懸垂下降2回あり
- コース状況
- 60mシングルロープ
クイックドロー 12本
アルパインクイックドロー 3本
感想コメント
登山口近くの広場で前泊したが、朝はすごい強風でテントが煽られ目が覚めた。
8時には出発する予定であったが、8時の時点で八ヶ岳の稜線くらいの風が吹いている。(言いすぎかも?)
朝ごはんの辛ラーメンを食べた。まだ行きたくない。
「この風はじきに弱くなる、しばし待たれよ」と適当なお告げをして二度寝。
9時半に目覚めると、風は弱まっていた。
私、「風神」と呼ばれる。
雪彦山は三度目。一度目は研修で初めてのマルチピッチを体験した。四年前だった。
この四年でたくさんの経験を積んできた。
今回は雪彦山の人気ルートである「友人登路」をトライすることになった。
1ピッチ目はパートナーのリード。
以前にトライしたことがあるが、まだ1ピッチ目の5.11bが登れていない(レッドポイントできていない)とのこと。
同じグレードの薫風登路はオンサイトしたらしいので、それと比べるとかなり難しいようだ。
レッドポイントと意気込むが、3~4ピン目でフォール。残念。
私はフォローなので荷物を背負って、初めからA0を決め込む。
岩に触ると、キンキンに冷えていた。風で指先もかじかんで感覚ゼロだ。
2ピッチ目のテラスへ。ここは日があたり、暖かい。
ここはリードで登ると手を挙げたが、ピン間が遠いらしくパートナーは心配そうだ。
結果、危なげなくオンサイト。25mでボルトは3個だった・
ドヤ顔でフォローのパートナーを迎える。
3ピッチ目。ここはハイライトだからやっておいたほうがいいと勧められて、リードでトライ。
5.10cのグレードらしい。私のオンサイトは微妙なとこだ。
途中まではガバが多く快適だが、後半で核心となる。
外傾したホールドのためカチッと持てず、行ったり来たりを繰り返し、なんとか弱点を見つけて突破。
必死のオンサイトだった。我ながらいいルートファインディングだったと思う。
4ピッチ目は簡単だと聞いていたが・・
パートナーはとんでもないランナウトで登っていったようだ。
一箇所、脆い岩のハング越えもあり、ルートが本当に合ってるのか疑問だ。
全4ピッチ、3時間。
できればこのまま温故知新に継続したい気持ちもあったが、寒いのでここで終わりとした。
この日は土曜日だというのに、クライマーの姿は無かった。
弓状クラック、サッチモ、など不行岳の面白そうなルートを教えてもらえた。
帰りに、初めてマルチピッチをした「地蔵岳東稜」の取り付きを見て帰った。
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