今年は雪があります養老山地・小倉山

養老山地は南は多度山、北は威徳山まで南北25kmほどありますが笙ヶ岳（しょうがたけ・908ｍ）が最高峰、主峰は養老山（ようろうさん・858ｍ）になろうかと思います。
本日は日本海側は強い冬型で、伊吹山周辺は影響を受けても養老山地ならば標高も低いので昼頃にはやや期待ができるかと予想して、時間も遅めに設定しました。海津市に入っても雪がほとんどなく、これはダメかと思っていると見えてきた養老山は雪が十分ありそうなのがわかって一安心。それどころか養老公園で既に雪道になります。前方をみる限り、山の稜線が見え、それほど悪い天気ではなく、予想的中。
養老の滝へ向かう遊歩道で既に凍結しており6本爪などを装着、その後の養老の滝上の登山道開始後の急なグネグネ道も含めて、装備としては6本爪がベストでした。尾根にあがり、三方山までは傾斜が落ちる関係で雪が深くなり、ワカンをつけていいかと思いましたが、トレースもあるのでそのまま進みます。三方山に着くと、下界は晴れていて濃尾平野がきれいに見え、これだけでも十分満足。思ったより雪も多く、トレースはあるもののここからはワカンで進みます。
主稜線にでると風も強くなりますが、順調に小倉山まで進むと、山頂に着いた瞬間だけ青空が広がり、樹氷と青空の絶景が見れました。しかし画像を数枚、撮った後、私だけワカンを装着していなかった為にワカンを装着している間に一気に小雪が舞う天気に変化し、時を逸しました。予定では養老山まで進むつもりでしたが、ここまで時間を費やしすぎたのでここまで。東屋でしばし休憩しますが、北風をまともにくらう場所なだけにあまり長くはいれず、帰ろうとした瞬間にまたもや晴れ間が見え、今日の神様はすばらしい！
小倉山からの下りはワカンで好きな斜面を自分のトレースで下ってもらったのでここが一番楽しかったかもしれません。雪道の下りは相変わらず早く、行きの半分以下で済みました。今日は低山ながらアイゼンとワカン歩行ができたので十分に楽しめました。