もう一つの天空の白砂ビーチ・水晶ナギと山梨百名山の雨乞岳周回

投稿者
本田 康之
イオンモール各務原店 店舗詳細をみる
日程
2025年05月29日 (木)~2025年05月29日 (木)
メンバー
イオンモール各務原店 本田
他1名
天候
晴れ
コースタイム
石尊神社駐車場(75分)旧遊歩道入口(35分)1450ⅿ分岐(43分)水場(60分)雨乞岳(20分)水晶ナギ分岐(15分)水晶ナギ(15分)水晶ナギ分岐(75分)石尊神社駐車場
コース状況
アプローチ
・公共交通機関はありません
・車利用は国道20号白州町鳥原からサントリーウイスキー博物館経由で石尊神社へ

①石尊神社には15台程度の駐車スペースがあります
②石尊神社からはヴィレッジ白州までの舗装林道を歩きます。流川を渡って、左折すると後は1本道です。(なお今回、使用したショートカットルートは登山道ではありませんが、流川を渡ってすぐに左手の林道に入り、1067mの三角点ピークを目指して、尾根を進み、ピークの直下にある林道に下るものです)
③平久保池ルート手前に旧遊歩道を使うと、1450m付近で登山道に合流できます。この旧遊歩道は木道階段が中心ですが、あまり使われてないのか廃線跡のように、草がやや生い茂る道です。歩きやすいので問題なく歩けます。
④平久保池ルートは緩やかな傾斜が続く樹林帯で危険な箇所はありません
⑤1700ⅿ付近で小さな沢があり、運が良ければ給水できます(看板あり)
⑥水場の上で展望が効く箇所が2箇所ほどあります
⑦雨乞岳山頂は展望が抜群で天気が良ければ富士山や金峰山、甲斐駒・鋸岳・日向山などが見れます
⑧雨乞岳からは水晶ナギ分岐まで急下降で、ロープ設置箇所もあります
⑨分岐には樹木に案内の紙が貼ってあります
⑩水晶ナギは最初に出てくる砂場ではなく、その奥です。水晶ナギという標識はありません。切れ落ちている砂場なので注意です。
⑪水晶ナギ分岐からは出てくるピークはほぼトラバースで巻いている登山道です。距離はかなり長いですが、とても歩きやすく、走れそうです
⑫ホクギノ平にサントリーの作業小屋があります
⑬下部になればなるほど、石や倒木がほとんどなく、落葉が多い登山道です
⑭立ち寄り湯は尾白の湯が830円(10:00~21:00 水曜休)
難易度
Google Map
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感想コメント

雨乞岳(あまごいだけ・2037m)は南アルプスの一部で甲斐駒ケ岳~鋸岳稜線途中から派生する尾根上にある前衛の山で山梨百名山の一つ。古くから雨乞い信仰の山で、山頂付近で雨乞い儀式が行われていた。東山麓にある石尊神社では、この山頂での雨乞い儀式に先だって参拝してから登ることとされています。この石尊神社からのコースはクラシックコースで、ヴィレッジ白州からの登山コースは比較的新しいコースになりますが、今回は水晶ナギへ行きたいので周回致します。
水晶ナギ(すいしょうなぎ・1760m)は雨乞岳の南西に位置し、かっては水晶を採掘していたようです。規模は小さいですが隣の日向山と同じくビーチのような白浜が広がる独特の風景が広がる場所です。日向山と違い、歩行時間も長い為、人も少なく静かです。
今回は時計回りで周回の為、石尊神社からヴィレッジ白州方面へまずは林道歩きです。しかしこの林道は大回りしているので流川まで出た所で山越えするショートカットルートを使いました。ルートと言っても登山道ではないので、マーキングなどはありません。
再び、林道に出たら、遊歩道入口まで15分程度で到着。本来は平久保池がスタートになりますが、ここでもショートカットし、手前の旧遊歩道を使い、1450mでようやく本来の登山道に合流しました。
ここからの平久保池ルートは傾斜が緩く、歩きやすい。しかも新緑が真っ盛りで上部のクマ笹帯も見事ですばらしい登山道です。雨乞岳だけ登るなら、こちらのコースがお勧めです。
雨乞岳に着けば、天候が良くないので富士山や甲斐駒は見れずでも、なんとか日向山を確認できました。白くなっているのですぐにわかります。
山頂から水晶ナギ分岐は今度は一気に下りますがここが激下りで登ってくる人は大変です。この下りはサルオガセが密生していて、独特です。
いよいよ水晶ナギですが、分岐からまだ下って行きます。最初に現れる白砂のある場所からは雨乞岳が見えますが、ここではありません。ここからさらに進み、左へ曲がったところが水晶ナギと呼ばれるところです。ここから見える日向山の方が規模が大きく、本家ですが、こちらも同じように白砂のビーチを思わせる場所でいい場所です。
水晶ナギ分岐まで戻ると、後は下るだけですが、これがまた長い。途中で樹林帯越しに水晶ナギが見れるポイントがあり、遠くから見るのもいいです。
綺麗な笹原がしばらく続き、標高が下がってくると、落ち葉が重なった緩やかな登山道がひたすら続きます。この落ち葉が枝や石がなく、とても歩きやすく、思わず、走っておりました。トレランにぴったりですね。
全般的にきれいなすばらしい登山道でいい山でした。

本日の服装(春の低山)
①ウエアー
インナーは(アイスブレーカー)半袖Tシャツ
ボトムスは(マウンテンハードウェアー)3シーズンパンツ

②ギア
登山靴は(スポルティバ)「トランゴトレックGTX」、
ザックは(ブラックダイヤモンド)30㍑、 

フォトギャラリー

雨乞岳

石尊神社の赤松並木

旧遊歩道から入ります

ここで合流

新緑が最高

霧の中の新緑

運が良ければ水場

クマザサの中を行きます

展望地から白州の街

雨乞岳山頂

ヘビイチゴの花で覆われた山頂

本家天空のビーチ・日向山

山頂からの激下り

サルオガセの群生

水晶ナギ分岐

水晶ナギでの一枚

水晶ナギ

遠くから見た水晶ナギ

とっても歩きやすい

優しい落ち葉の道

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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