奥武蔵 冠岩沢
感想コメント
冠岩沢は浦山川水系、大持山頂上付近に上がれて、とても静かな沢登りができます。今年初の沢登りのため、短めで水量が多くなさそうなところを選択しました。
気温は上がり沢日和か思いましたが、まだまだ水は冷たいです。
冠岩橋付近に車を停め、林道を20分ほど歩くと、登山道に出る。左手に冠岩沢を見ながら、いくつかの堰堤を越えたところで入渓しました。
冬靴の硬さに慣れた足の裏は、クッション性の全くない沢タビのダイレクトな感じに、馴染めません。
はじめは水は多くないですが、倒木が多く、歩きにくいです。
三段小滝が現れると、倒木は消え、コンパクトにまとまった核心部となります。
まずは15メートル滝。左のドライな岩登りとなります。慣れ親しんだ石灰岩ですが、沢登りとしては、初めてかもしれません。2つほどハーケンは確認できました。その後は少し上がると、25m大滝。
これは圧巻。右壁が登れそうか、じっくり観察しましたが、傾斜が立っていて、滑ってそうなので、潔く巻きました。
高巻きは右の砂利ルンゼから上がりましたが、なかなかしぶかったです。
高巻き終了後、落ち口でゆっくり休憩をしました。
ここからは明るくなり、最後は赤い8m滝。右壁の凹状付近を狙います。下部は細かいホールドを慎重に、最後は凹状を強引に登りましたが、水の流れるガバは悴むほど冷たかったです。
あとは詰めるだけです。落ち葉ラッセルで大持山手前の稜線にでます。
せっかくなので頂上に登りました。下山は、ウノタワというところから支尾根で下りれるようですが、見落としてしまい、鳥首峠まで歩いて、登山道を下りました。登山道としてはなかなかワイルドな感じです。
○レイヤリング
ファイントラック ドライレイヤータンクトップ
ノースフェイス エクスペディションドライドットクルー
ノースフェイス バーブライトパンツ
○主なギア
シューズ:キャラバン 渓流タビ
(アプローチ、下山時は)スパルティバ TXガイド
ヘルメット:ペツル ボレオ
その他:キャラバン 渓流スパッツプロⅡ
プロモンテ ネオプレーン 先割れソックス
軍手
キャラバン 渓流タビ ラバーを使う人が多くなってきましたが、これが信頼できます。
足の裏は疲れますが、ナメ滝は抜群です。
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。