多摩川水系 滑瀞谷 火打石谷
感想コメント
昨年6月に訪れた沢ですが、谷を最後まで詰められなかったので再訪しました。
午後から雷雨予報なので朝早く出発。
道の駅「たばやま」を過ぎたあたりの余慶橋からスタート。
丹波川に下りるか悩みましたが登山道で、火打石谷と交わるところまで歩きます。
木橋のところで沢の準備。
いきなり奥秩父らしい薄暗いゴルジュから始まります。
先ずは簡単な小滝。
続いての滝は滝をくぐり、右壁の残置ロープ沿いを登ります。
ヌメリが嫌らしい。
次の滝は直登不可。右壁に細い残置ロープがあり、小さく巻きます。
次が下部の核心。12m滝。
昨年は右壁を登攀しましたが、今回は、右岸高巻きを選択。踏み跡は明瞭です。
ここで小休止。
しばらく歩くと8M滝。見た目は立っていますが、ホールドは大きく直登可能。ただやはりヌメリがあるので慎重に。
続くスダレ状8M滝は右側を登ります。上部が少し嫌らしい。
階段状の5M滝からが、第2の核心部の始まりです。
2条12M滝は水量が少なく、2条になってません。
昨年は左側を登りましたが、今回は水の流れがない右側。
ホールドが細かく、ヌメリがひどくけっこう悪く感じました。
続く6M滝を右から越えると幻の大滝が明るく迎えてくれます。
もともと水量の少ない滝ですが、より少なくなっています。
滝の前でゆっくり休憩。
幻の大滝は支流となるため、本流を進みます。
すぐに30M大滝。ここは登れそうな雰囲気ですが、上部がけっこう立ってそうです。潔く、左岸高巻きです。踏み跡は明瞭です。
沢としてのハイライトはこのあたりまででしょう。
昨年熊倉岳の北側から落ちる支流から詰めましたが、今回は先に進みます。
進むとすぐにまさかの伏流。
退屈なゴーロ歩きとなります。
水がでてくるころは水量はかなり少なくなります。
難しい滝はないですが、かなりのヌメリがあるので、慎重に登ります。グズグズな箇所も多く、神経を使い、精神的にも疲れてきます。
伏流とヌメヌメを何度か繰り返すと詰め上がります。藪漕ぎはありませんが、小石が崩れるようなグズグズ斜面で前飛龍の手前の尾根上に出ます。
前飛龍ピークを踏みますが、展望なし…。
ピーク手前の岩場が比較的展望が良いので、ここで沢道具を解除。
昼食とします。
下山は熊倉尾根。バリエーションルートですが、踏み跡は明瞭です。
○レイヤリング
ファイントラック ドライレイヤータンクトップ
ノースフェイス エクスペディションドライドットクルー
ノースフェイス バーブライトパンツ
○主なギア
シューズ:キャラバン 渓流タビ
(アプローチ、下山時は)スパルティバ TX2
ヘルメット:エーデルリッド サラテ
その他:キャラバン 渓流スパッツプロⅡ
プロモンテ ネオプレーン 先割れソックス
フォトギャラリー
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。