北アルプス 爺ヶ岳2669m

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投稿者
佐藤 有朋
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日程
2023年08月29日 (火)~2023年08月29日 (火)
メンバー
単独
天候
晴れ
コースタイム
柏原新道登山口-(230分)-種池山荘-(60分)-爺ヶ岳中峰-(15分)爺ヶ岳南峰-(40分)種池山荘-(165分)柏原新道登山口
コース状況
登山道はよく整備されていて歩きやすい。浮石なども少なく、危険と思われる場所はあまりない。
難易度
Google Map
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感想コメント

北アルプスの登山としては入門編に位置づけされる爺ヶ岳。
長野県内の学校登山(中学高校の行事として山に登る事)の場所として使われる事も多い地元の人達からもなじみの深い山。

登山道が山小屋のおかげでキレイに整備されていて歩きやすく、大きな段差が少ないのも安心です。しかしながらスタート地点である柏原新道登山口の標高が1350m。稜線上に立つ種池山荘の標高は2460m。爺ヶ岳中峰は2669m。登山初心者の人を連れて山頂までの1319mの標高差を登っていくのは結構頑張らないといけません。

今回は日帰り登山の荷物なので大きな物は持たず、その代り水だけは多めに持参してゆっくりと山頂を目指して行きます。

という事で登山口に車で到着。さっさと荷物の準備をして入口へ向かいます。
まずは登山口からコースタイムで約1時間20分は急登が続きます。木の根っこや木階段が設置されていて大きな段差が無くて急登のわりには歩きやすいです。小股でちょこちょこ進んで行きます。
登山道は狭いところはありますが基本的には登り下りのすれ違いが出来るくらい幅があってところどころに休憩できるスペースもあります。

急登の1時間20分を過ぎると山の斜面をトラバースしていくように斜度が緩やかになります。この時左側の景色が開けるのでアルペンルートの扇沢駅や針ノ木サーキットと呼ばれるルートの岩小屋沢岳・鳴沢岳などが見えてます。
樹林帯から抜けるので気分も上がるし天気が良ければ稜線上の種池山荘も見えて来ます。


ここまででも沢山の登山者とすれ違いました。平日ですが人気の山なので多くの方が登ったり下ったりしています。
お年を召した登山者のグループや未就学のお子様を連れたご家族の登山者も歩いていて幅広い世代を受け入れてくれる懐の深さを感じる山です。
そんなこんなで大きな休憩は取らずに歩いて種池山荘に到着しました。

やっぱりここの名物といえば手作りピザ。楽しみに歩いて来る登山者は多いです。
ですがこの日は生憎ピザはやってませんでした。
日どりが決まっているので食べたい方はHPで調べてから行くと良いです。
他のメニューのカレーやラーメンも美味しそうでしたよ。

↓山荘HP↓
https://www.kasimayari.jp/annai.htm

ここから爺ヶ岳中峰の往復で約2時間弱の行程です。私は小屋から少し上がったところのスペースからの眺めが好きで山頂を目指さないでここに座って景色を眺めに来ることも多いです。
でも今回は1時間だけ景色を堪能してから山頂を目指して進んで行きます。

登山の楽しみの一つは稜線上を歩く事だと思います。
雲が無い景色の中、山の尾根に沿って白い登山道が1本の線のように引いてある道を山頂に向かって進みます。空に向かって行くこの感じがとても好きです。
歩きながら冬に登ってきた爺ヶ岳東尾根の事を思い出しルートが確認出来ないか周りを見ながら中峰へ到着。

雲が上がってきてしまったので景色が見えなくなりましたが時折見える鹿島槍を堪能して折り返して帰る事にしました。
毎度下山の時に思うのですが標高1900mくらいから『まだ下るの~。』って気分になります。登るときはスタスタ行くので気にならないのですが下りでは長く感じてしまうのはなぜなんだろうか。
そんな事を考えながら下山です。

下山後の楽しみは温泉。幸い近くには大町温泉郷があるので定番の薬師の湯へ。

↓薬師の湯HP↓
https://o-yakushinoyu.com/

お風呂の後のご飯は信濃大町駅近くの中華屋さん。俵屋飯店。
昭和の中華屋さんという感じでリニューアルして綺麗になりました。
それとやはり料理が安いのが特徴。是非お立ち寄りください。
HPが見つからなかったのでこちらから。

↓大町市観光協会 俵屋飯店↓
https://kanko-omachi.gr.jp/spot/tawaraya/

フォトギャラリー

爺ヶ岳中峰。雲がかかってしまい綺麗にとれてません。

登山口から2時間弱あたりの標識。他にもところどころに標識があって目安になります。

アルペンルートの扇沢駅。

種池山荘のオレンジ色の屋根。ここからは稜線歩き。

雲の中に爺ヶ岳。

手作りの標識も助かります。

中峰と南峰の登山道。

鹿島槍が遠くに見えます。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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