ゼニイレ沢
感想コメント
白毛門頂上付近から直線的に湯檜曽川におちるのがゼニイレ沢です。
もともと水量の多い沢ではありませんが、今年は雨が少ないせいか明らかに水量が少なく思います。
湿度が高く汗が次から次へとでてくるようなコンディションでした。
紅葉+青空のもと登るのがおそらく最高なのではないかと思います。
アプローチは湯檜曾川沿いを30分ほどです。
急なガレで埋まった谷がありますので一目瞭然です。
湯檜曽川を徒渉して、沢登り装備を装着します。
まずはガレ登り。
しばらくするとスラブがでてきます。
弱点をつきながら高度を上げます。
暑いながら岩は乾いていて、ラバーの沢靴がバッチリ効いてく快適な登攀が楽しめました。
たまに滝が出てきますが、水線は苔でヌルヌルと黒光りしているため、登攀は困難でしょう。しっかりした踏み跡を利用して越えていきます。
一人赴くままにスラブを登るという至福の時間は非情にも短い。
最後の詰めがなかなか渋いところです。奥壁と言われる岩場まで多少の藪漕ぎをします。ルート取りを誤ったのか少し濃いところを強引に岩場目がけて登りました。
奥壁に到着して一休み。いろんなラインが想像されます。
右より岩と草付きのコンタクトラインを強引にトラバースすれば登山道に出そうな感じもありますが、時間に余裕があったので、別のルートを考えました。
バンド状の岩を登り、一つ岩を回り込むとルンゼ状の凹角が見えたのでそちらから登りました。最初は凹角の岩登りでしたが、最後は草付を腕力任せの直上となり美しさにかけましたが、安全第一が一番優先されます。
ワンポイント悪かったですが、それが終われば藪漕ぎなしで登山道にあがりました。
白毛門ピークに行き、しばし休憩。9月とは思えない暑さです。下山は白毛門登山道。疲れた足には応えます。
○主なギア
シューズ:キャラバン 渓流タビ
(アプローチ、下山時は)スパルティバ TX2
ヘルメット:エーデルリッド サラテ
その他:キャラバン 渓流スパッツプロⅡ
プロモンテ ネオプレーン 先割れソックス
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。