夏のパノラマ銀座 大天井岳・常念岳 テント泊縦走

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投稿者
日下部 友哉
横浜西口店 店舗詳細をみる
日程
2024年07月31日 (水)~2024年08月01日 (木)
メンバー
他1人
天候
晴れ
コースタイム
◾️1日目
中房温泉(50)第二ベンチ(90)合戦小屋(60)燕山荘(40)大下りの頭(85)喜作レリーフ(40)大天荘(10)大天井岳(5)大天荘
・行動時間:6時間20分+休憩
・累積標高:+1722,-323m
・歩行距離:9.5km

◾️2日目
大天荘(10)大天井岳(5)大天荘(45)東天井岳(85)常念小屋(60)常念岳(40)常念小屋(45)胸突八丁(110)登山口
・行動時間:6時間40分+休憩
・累積標高:+698,-2308m
・歩行距離:13.3km
コース状況
・喜作レリーフ付近に鎖場あり。
・一ノ沢登山道は沢沿い。雨天時は増水注意。

■気温
9:00 合戦小屋 20℃
10:15 燕山荘 風あり 20℃

5:00 大天荘 11℃ 風あり
8:15 常念小屋 17℃

■アクセス
温泉公園登山者駐車場利用

行き:温泉公園北口-中房温泉1500円 中房線乗合バス
帰り:一ノ沢登山口-温泉公園駐車場 タクシー 約5800円
難易度
Google Map
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  • おとな女子登山部

感想コメント

久々に北アルプスのパノラマ銀座ルートでテント泊。しゃくなげの湯近くの温泉公園に車を停め、乗合バスで中房温泉へアクセス。

■1日目
到着すると平日なのにすごい人の数。燕岳は相変わらずの人気ですね。序盤はあまり休憩をとらず、前の人をどんどん追い抜いて登っていきます。合戦小屋でスイカ休憩。瑞々しくて甘くて美味しいですね。燕山荘が見えてきたらあと少し。燕山荘手前はお花畑♪ハクサンフウロやミヤマコゴメグサ、ハクサンチドリ等々咲いていました。稜線に出ると西風が強く身体が冷えます。燕岳は綺麗に見えています。シャツとレインウェアで防寒。残念ながら槍ヶ岳〜黒部周辺の山々の頂上は雲に覆われています。燕岳には行かず大天井岳方面へ。大下りの頭からは稜線の東側に入るので西風がなくなり逆に暑いくらい。この辺りの登山道はちょっと狭い。しばらく歩いてまた西側に復帰。少し下り1ヶ所鎖場を通過し、喜作レリーフを見て、大天荘への登り返し。疲れた体にこの最後の登りが堪えます。何年も前に来たときは全然大天荘が見えて来なくてすごく辛かった記憶があります。。。今回は意外とあっという間でした。

やっと大天荘に到着しテント設営。14時前に着いたのでランチのインディアンカレーと生ビールをいただきました。ちょっと昼寝をしてからサクッと大天井岳へ。雲が下がってきて槍ヶ岳がしっかり見えます。テントに戻って夕飯に。日中は荷揚げのヘリが来るためにテントの張り場所が制限されてましたが、荷揚げが終わってから広々張れるようになり、かなりテントが増えていました。大天荘に来る度に強風の日が多かったので、今日はとても穏やかで快適。

日の入りを見るためにまた大天井岳に登ります。日が傾いてきて喜作新道が照らされてコントラストが美しい。空がピンクがかってきました。燕岳への稜線には滝雲が発生。黒部方面に太陽が沈みます。そんなに風もなく素晴らしい景色を堪能できました。テントに戻って就寝です。

■2日目
いつの間にか眠ってしまって、日付を跨いだ辺りで一旦起床。外は満天の星空。気温は10℃ちょっとはありますがたまに風もあり少し肌寒いくらい。寝袋を羽織りつつ星空撮影。大キレットへ降り注ぐ天の川。涸沢辺りでずっと動いていた光があった気が。。。もう一眠りします。

4時過ぎにテントから出て大天井岳へ。4:50頃浅間山や四阿山辺りから太陽が出てきました。そして雲海、槍穂高のモルゲンロートなど贅沢な景色でした。テントに戻って朝食食べて、テント撤収して6時頃、常念小屋へ向け大天荘を出発。朝はまだまだ雲が上がってこなくてとても良い景色。槍穂高を見ながら足を進めます。東大天井岳と横通岳は巻きます。常念小屋までは下り基調なのと歩きやすい道で快適。山岳部の学生と数組すれ違いました。天気も良くて縦走日和ですね。ようやく常念小屋が見えてきました。常念岳への登りが壁のようです。

常念小屋前に荷物を置いて、身軽になって常念岳へ。1時間ほどずっと登ります。毎度毎度ここは辛い登りです。常念岳山頂に到着。雲がまだ上がってきていないので360度絶景です。槍穂高の奥には白山、北アルプス北部もよく見えます。南側は富士山に南アルプスも見えています。

常念小屋でタクシーの手配をお願いして一ノ沢登山道で下山します。胸突八丁までは階段が多く、登りのときも大変です。沢沿いを歩くので雨天時は増水注意です。下山時は断然暑いので所々沢で腕や顔を冷やせたのは良かったですね。無事、ほぼタクシーの予約時間に到着。

久々のパノラマ銀座縦走は日中は日差しが強くて暑いところもありましたが、夕方〜朝は下界より断然快適。夏山らしい景色を堪能できてテント泊を楽しめました!短い夏山登山を楽しみましょう!


合戦小屋のスイカ


大天荘のインディアンランチ キーマカレー
注文は13:45まで

■装備
-レイヤリング~
トップス:
①メリノ混紡スリーブレス
②メリノ混紡フーディ
③THE NORTH FACE/ L/S Param Shirt(旧モデル)
④MILLET/THROUGH WARM CREW
⑤Rab/Phantom Pull-On
1日目歩き出し①。合戦小屋から①②。稜線は風が強かったので①②③⑤。テント場周辺では①②③④⑤。2日目歩き出しは①②④⑤。太陽が昇ったら①②。

ボトム:
①AXESQUIN/Ventilation Pant(横浜西口店では取扱い無し、藤沢店で取扱い有り)
②ファイントラック/エバーブレスフォトンパンツ

グローブ:
①ファイントラック/メリノスピングローブ
②AXESQUIN/W2P Light Shell Trigger Mitten
2日目歩き出しに①着用。

-ギア-
シューズ:LA SPORTIVA/TX4 MID GTX(旧モデル)
インソール:NWPL/Life OTC
ソックス:Darntough/Hiker Micro Crew Midweight with Cushion
バックパック:45Lバックパック
カメラバッグ:PAAGO WORKS/FOCUS M
トレッキングポール:LEKI/BlackSeries Micro Vario Carbon(旧モデル)
ヘッドライト:Petzl/ACTIK CORE & milestone/MS-G2

テント:PuroMonte/VB-22Z
マット:THERMAREST/NEOAIR UBER LITE S & evernew/FP mat 100
シュラフ:Nanga/UDD 300 HD(旧モデル)
シュラフカバー:SOL/ESCAPE Bivvy
バーナー:SOTO/WINDMASTER SOD-310
ウォーターストレージ:EVERNEW/Water Bag 2L
その他ファーストエイド&エマージェンシーキット、モバイルバッテリー、etc

■当日天気図:【気象庁 過去の天気図】参照

2024年7月31日12時


2024年8月1日9時

フォトギャラリー

パノラマ銀座縦走

燕山荘が見えてきた

燕山荘前から燕岳

燕岳には行かず大天井岳方面へ 槍ヶ岳は隠れています

大下りの頭から稜線東側に入ります

大天荘への最後の登りが辛い

テント張ってから山頂へ

大天荘とテント場 テントが増えてきました

夕景 燕岳への稜線 後立山も見えています

太陽が黒部方面に落ちていきます

赤く染まる南側の空

おやすみ〜

日付が変わった辺りで一旦起きて星空撮影 大キレットへ降り注ぐ天の川 

2日目 モルゲンロート槍穂高

ご来光

常念岳方面へ縦走

常念岳と常念小屋 常念小屋からは1時間ほど登りっぱなし

常念岳登頂!雲もほとんど無く360度絶景

蝶ヶ岳への稜線

常念小屋に戻って一ノ沢の登山道で下山します

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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