古の富士山修験道【村山古道】トレイル区間上部を歩いてみる

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投稿者
大島
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日程
2024年09月05日 (木)~2024年09月05日 (木)
メンバー
天候
曇り/湿度ややあり 涼しい
コースタイム
水ヶ塚公園(40)村山古道富士山スカイライン交差(70)高鉢遊歩道(60)日沢渡り(90)富士宮六合目宝永山荘(10)須山道・宝永火口分岐(30)富士宮五合目
コース状況
・富士山スカイラインはそこそこ交通量もあり飛ばしている車も多いので注意。日のない時間歩く時は後方にもライトが望ましいです。
・村山古道トレイル区間上部
 下部に比べると比較的歩かれているようで道は明瞭で歩きやすい。夜間登山に慣れた人なら夜間も歩くことが可能ではないでしょうか。
・熊の目撃もありますのでクマ対策を忘れずに。時々強い獣臭ありました。

<アクセス>
・電車、バスの場合
水か塚公園までは御殿場駅から登山バス。三島から路線バスがあります。
水ヶ塚公園から徒歩。
・車の場合
西臼塚駐車場から徒歩。もしくはスカイライン交差近くに駐車スペースがあります。
難易度
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感想コメント

古の富士山修験道【村山古道】
本当のゼロ富士。その存在を知ったら歩いてみたくなります。

2023年に海から村山浅間神社を経由し富士スカイラインまでの区間を歩いたので今年は残りの上部を踏破すべく歩いてきました。
村山古道をザックリ分割すると①田子の浦~村山浅間神社の市街地区間、②村山浅間神社~富士山スカイラインのトレイル区間下部、③富士山スカイライン~宝永山荘のトレイル区間上部の三区間に分けられると思います。

▼2023年の記録はコチラから▼
https://www.kojitusanso.jp/tozan-report/detail/?fm=29878

御殿場駅から季節運行の登山バスに乗り水ヶ塚公園まで移動をし(往復チケット2000円)保全金(1000円)を払い、少し休憩をしてから出発です。
先ずは車に気を付けながら富士山スカイラインを西に移動。1時間程度で前回出てきた村山古道交差部分に到着。手前に駐車スペースがあり数台停まっていました、ここから歩き始める方も他にも少ないながらいるようです。

登山道に入るとトレイル区間下部より道がハッキリしていました。苔の深いキレイな森の中にハッキリとしたトレイルが伸びていて思ったより歩きやすくペースが上がりすぎないように注意しながら進んでいきます。
30分もすると斜度がキツくなり ペースは遅くていいのでさらに呼吸を意識しながら歩いていきます。(気圧変化に特に弱いので…)高鉢コースを越えて日沢沿いを歩くようになります。雲が流れ樹間から青空を望むこともあり気持ち良い区間に。大気は比較的安定しているようで雷の心配もなさそうです。日沢を渡ると少しの登りで一ノ木戸小屋跡があり、そこから急登になります。かつては倒木が多く歩きづらかったようですが今はそんなことなく快適な登りです。宝永遊歩道を2回超えると間もなく村山古道は終わります。周辺の木々の背が低くなるとガレ場になりわずかで宝永山荘直下へと飛び出します。ここからは上は富士宮ルートになり村山古道としてはここで終了。

これで海から六合目まで2年越しでつなげることができました。!

ここからは山小屋に泊まって山頂を目指しても良し。富士宮五合目でバスに乗っても良し。宝永山や須山道を経由して下山しても良しです。

五合目よりの下の富士登山は森の深さを存分に味わえ、五合目付近までくれば山の大きさも味わえる贅沢なエリアですので地味にオススメです!山頂を目指さない富士登山もいかがですか?
※人は少な目なので道迷いやトラブルには備えて楽しんでください。

《参考資料》
山と渓谷社 アルペンガイドNEXT「山麓から登る富士山」
幡堀操八著 富士山・村山古道を歩く 改訂版

《今日の主な装備》
SALOMON X ULTRA360EDGE
SUPERfeet Trim blue
karrimor cleve30
SINANO トレランポール13.6NEO 105cm
SALOMON CROSSRUN S/S
FORESTWARDROBE 4WAY STRETCHANKLEPANTS
finetrack drylayerCOOL
Patagonia キャプリーンサーマルジップ
SALOMON ボナッティウインドジャケット
バーグハウス ケープラスジャケット
finetrack エバーブレスレグンパンツ

フォトギャラリー

時間がちょっとあったので須山道と宝永火山の分岐まで来ました。良き眺めです。

富士山スカイライン周遊道の村山古道交差。ここから上部区間に入山です。

苔が多く森の深さを感じられます。

周遊道から1時間ほどで登り道と交差します。

村山古道にはこのような案内が時々あります。古くなって取れていたりもするのであてにし過ぎないように。

交差から10分程で高鉢コースと出合います。

高鉢コース出合からわずかで大樅小屋跡。

下部に比べるとはるかに明瞭な道です。

不動の岩屋分岐は左へ

倒木帯。キオンとシロヨメナでしょうか?アザミもあります。

アサギマダラが飛んでいました。

アザミが刺さっていたい…

タマゴタケが美味しそう。

横渡。晴れて入いれば富士山が見えるはず。(ここも富士山だけど)

一ノ木戸の石段です。歴史を感じる。

一ノ木戸は小屋跡なので休憩適地。

宝永遊歩道を2回渡って…

樹々の背が低くなってきたら間もなくゴール!!

ゴール地点の宝永山荘に到着!!

今日の服装。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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