北の別狩岳で思わぬアルパイン風スキー

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投稿者
斉藤 裕一
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日程
2025年03月19日 (水)~2025年03月19日 (水)
メンバー
斉藤
他 1名
天候
曇り時々晴れ
コースタイム
行動時間 6:00
※一般的な夏山ルートが存在しない為、
 実際にかかった時間を記載。
コース状況
総距離 10.5km
獲得標高 840m

林道の除雪終了地点から入山。
五番川沿いを1km程歩き、
緩やかに登れそうな尾根をチョイスしたつもりが、
地図で見るよりかなり尖った尾根続き。

途中、板を脱がなければ登れない箇所や、
雪庇や雪崩のクラックをかなり意識して歩く箇所等、
やや危険ゾーンが多いルートをチョイスしていました。

標高565mのピーク以降は尾根も広く、
イージーに登る事が出来ました。

下山時に確認しながら降りてきましたが、
おそらくもう少し北側の尾根を利用すると、
かなり楽に登れたと思います。
難易度
Google Map
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感想コメント

5日間程続いた寒気の流入も
そろそろ終わりを迎えるギリギリのタイミング。
高い山天気がイマイチだったので、
少し低山ですが増毛山地の別狩岳に行って来ました。

実はこの付近に別狩岳は二つあり、
南側の少し標高の低い方には登った事があるのですが、
北側は今回が初めてです。

林道から五番川の横を歩き、
地図上では登りやすそうな尾根を選んだはずが、
まさかの激細尾根でした。

尾根を巻いて避けようにも、
左は雪庇、右はクラックと逃げ道なし。
726mの山でまるでアルパインエリアのような山行。
慎重に行動した先には最高の景色と雪質が待っていました。

山頂直下の急斜面は
少しリスクがあるようにも見えましたが、
弱層チェックをしてみると
意外と問題なさそうだったのでまずは一本こちらを滑走。
その後登り返して東側へ吹き溜まりを探しながら滑走。

この時期にしては極上のパウダースノーを滑りながら、
次回来る時の為により登りやすい尾根のチェック。
やはりもっと楽に登れるルートはありますね。

地形図で見て一番登りやすいルートを選んだつもりでしたが、
まだまだ経験不足の様でした。
それでも逆にいい経験にはなりました。
たまにはこういう山行も良いですね。

☆マークの付いた写真は危険エリアの物ですので、
良かったら参考にして下さいね。

~お立ち寄りスポット~
しんしのつ温泉たっぷの湯 日帰り入浴700円

☆服装・装備について☆
気温が少しずつ高くなり体温調整が難しくなる時期ですが、
ミレーのテクニカルフリースで快適に過ごせます。

ウェア類…
インナー(ファイントラック:ドライレイヤーベーシック)
ロンT(化繊)
フリース(ミレー:ポーラテックパワーグリッド好日山荘100周年モデル)
ハードシェル(ジャケット)
ウインドシェル(Rab:QWB-48)
スポーツタイツ(厚手)
ハードシェル(ビブパンツ)
ソックス(スマートウール:スキーフルクッション)
ニット帽(シェアデザイン:オリジナルロゴビーニー)
バラクラバ(厚手)

その他の装備…
バックパック(グレゴリー:ターギー45)
登れるスキー道具一式
ビーコン(BCA:トラッカー2)
プローブ(ブラックダイアモンド:クイックドローカーボン300)
ショベル(ブラックダイアモンド:トランスファー)
アイゼン(ブラックダイアモンド:ネーベプロ)
ピッケル(ブラックダイアモンド:レイブンウルトラ)
※アイゼン、ピッケルは念のため携行しているが使用せず
熊スプレー(カウンターアソールト)
保温ボトル(サーモス:山専ボトル750mℓ)
サングラス(スワンズ:スノーフィールド)
ゴーグル(ハイコントラスト系)
テンションストラップ(ブラックダイアモンド)
ディッシュブラシスクレーパー(MSR)

フォトギャラリー

北の別狩岳。

入山。

五番川沿いを歩きます。

滑落注意。落ちたら冷たいよー。

この尾根を登ります。

うん。なかなか尖ってますね。

☆これはさすがに板を脱いで。

☆上から見た感じ。

☆危険ゾーンは続く。

やっと危険ゾーンを抜けました。

登って来た尾根が見えます。

歩きやすさに感動。

山頂見えてきました。

山頂直下の斜面滑れそうですね。

山頂です。

こっちの斜面もいい。

さぁドロップします。

最高ー!!

遊んだ痕跡。

お帰りルート。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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