赤岳主稜を行く

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2012年03月10日 (土)~2012年03月11日 (日)
メンバー
天候
1日目:雪のちくもり 2日目:晴れ
コースタイム
1日目:美濃戸口==(200分)==赤岳鉱泉 赤岳鉱泉泊
2日目:赤岳鉱泉==(40分)==行者小屋==(50分)==文三郎尾根分岐==(210分)==赤岳山頂==(60分)==行者小屋==(120分)==美濃戸口
コース状況
赤岳鉱泉までは比較的多く雪がついていました。
主稜ルート上はそんなに雪は多くありませんでしたが、前日の雪で1ピッチ目のトラバースのところは雪が多かったです。
難易度
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感想コメント

友人に誘われて、ガイドさんにお願いし赤岳主稜を登ることになりました。

1日目は赤岳鉱泉まで行って、ピッケルを使った歩行練習とアイスキャンディーでアイスクライミングの練習をしました。
1日目は出発からずっと雪が降っていて、明日は主稜に行けるかどうか微妙な状況の中、赤岳鉱泉で練習、そして赤岳鉱泉のリッチな夕食☆ステーキを食べて、明日に備えて寝ました。
2日目にいよいよ赤岳主稜を目指しました。よく晴れて、絶好の登山日和!ガイドさんからは、天気やルートの雪のコンディションが悪ければ、阿弥陀の北稜に変更するということで、まずは取りつきまで向かいました。
前日降った雪でラッセルになると厳しいという話でしたが、行ってみると2、3パーティーがすでに登っていました。文三郎尾根を登る途中で、主稜ルート近くで雪崩が見え、緊張はマックス!
取りつきに着くとさっそく、1ピッチ目のトラバースです。
雪が多く、1歩1歩埋まりながらも、慎重に歩きました。
2ピッチ目、さあいよいよ岩と雪のミックスルートを登って行きます。
何がなんだかわからず、とにかく夢中で登って行きました。
30分ぐらい登ってから、1ピッチ目のトラバースのところに雪崩が発生!!
30分遅ければ、あの雪崩に巻き込まれていたのかと思うとぞっとしました。
そして休む間もなく、その先をどんどん登って行きました。
ルートの中間地点ぐらいにある、核心部であるチムニーになっているところを越えるのは難しかったのですが、なんとか越えることができました。
その後、ガイドさんをビレイ中にすぐ横で雪崩が起きました。
岩陰で、ガイドさんがリードしているのが見えなかったので、まさかとは思いましたが、
ロープの動きが止まり・・・。その後すぐに動き出したので大丈夫だったのかと安心し、ビレイを再開。
そして、登って行きました。
そこは岩は出てなかったので、雪だけでしたが、途中ガイドさんのトレースがありません。
やっぱり雪崩はここで起きたのではないかと思いながら、登って行きました。
ガイドさんのところまで着いたら、ガイドさんが雪崩にあって自分の前に雪が溜まってびっくりしたと言っていました。
ガイドさんが無事でよかったと思いながら、私はへんな汗をかきました・・・。
そして、そのあとは特に難しいところはなく、稜線に出て、赤岳山頂に無事に着きました!
かなり強風だったので、頂上では写真を撮ったり、休憩する時間もほぼとれず、すぐに下山しました。
下山は文三郎尾根を下り、1ピッチ目のトラバースしたあたりまで来ると風はほとんどやみ、
ようやく休憩をすることができました。
その後は問題なく、行者小屋まで下り、美濃戸口まで帰ってこれました。
午後は天気が荒れるという予報が出ていましたが、本当にその通り、行者小屋から見た赤岳は雲がかかり、暗くなっていました。

とにかく、必死で登った主稜をぜひ次回は自分たちの力で登れるよう、
またチャレンジしたいです!

最後にガイドさんと一緒に登った友人たちには感謝感謝です。
ありがとうございました。

フォトギャラリー

赤岳主稜ルートです。

1日目、赤岳鉱泉に着きました。

ピッケルを使って登る練習をしました。

アイスクライミングの練習をしました。

2日目の朝、赤岳鉱泉の前ではいろいろなルートへそれぞれ出発です。

まずは行者小屋を目指します。

行者小屋でいらない荷物をデポして赤岳主稜に向かいました。

1ピッチ目のトラバースです。

2ピッチ目、登って行きます。

どんどん行きます。

さらに行きます。

振り返ると、いい景色!

ビレイ中。

急登を登って行きます。

なかなかの高度感があります。

無事に行者小屋に戻ってきました。天気予報が当たり、天気が荒れてきました。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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